受験生の方へ
河内研について
「高分子」というと、プラスチックのイメージが強いかもしれません。もちろん、プラスチックは我々の生活を支える重要な材料です。身の回りには様々なプラスチック製品が溢れていますが、我々の身体にも、タンパク質、多糖、DNAなどの生体高分子が含まれ、生命機能の根幹を成しています。なぜ、“高”分子なのでしょうか。高分子とは、多数の原子・分子がつながったものですが、この「つながり」により、現れてくる様々な特性があります。例えば、飽和炭化水素の場合、炭素数が1のメタンはどれだけ集めてもガスです。一方、炭素数1000を超えてつなげたポリエチレンは、柔軟で丈夫なフィルムとなり、ビニール袋として利用されています。
また、DNAは、ヌクレオチド(アデニン、グアニン、チミン、シトシン)が一次元につながったものですが、このヌクレオチドの並び順によって情報を記録しています。ただ単に構成物質を集めただけでは意味がなく、“つなげる”ことが重要なのです。当研究室では、機能構築の最小単位である原子・分子を精密に連結する技術(精密重合)を駆使して、構成単位からは想像できない機能を発現する新しい高分子を開発しています。
本学では定期的にオープンキャンパスを開催しています。研究室公開だけでなく、在学生によるキャンパスツアーやクラブアトラクションなど、様々なプログラムがあります。詳細は下記リンクHPをご覧ください。
応用化学課程について
応用化学課程では環境にやさしい化学「グリーンケミストリー」をキーワードに、新素材や新エネルギーの開発につながる物質化学の基礎と応用を学びます。是非、下記リンクより応用化学課程ホームページをご覧ください。