龍谷大学 先端理工学部応用化学課程/理工学部物質化学科

中沖隆彦 教授

研究内容をご説明下さい。
大きく分けて2つあります。1つは高分子ゲルの分子構造解析。2つ目は生分解性高分子の創生と物性改善です。
現在の研究テーマを始めるきっかけは?

まず生分解性高分子ですが、環境負荷を与えない材料の研究は社会的にも要求が高まってきているからです。また高分子ゲルは機能材料としてあちこちで使われていますが、例えば溶媒がでてこないゲルの仕組みはまだはっきりしていません。様々な解析装置を用いてこの問題を解決したいと考えています。

指導する上で気をつけられていることは何ですか?
全てのことで全力投球でやるように指導しています。勉強もそれ以外の事も。年3回の中間報告会では、その中の1回のイントロダクションを英語で発表させる試みを始めています。グローバルな視点にたって指導するように心がけています。修士の学生には外国での国際学会参加や交換留学を積極的に薦めています。

環境負荷を与えないプラスチックの開発を目指しています。また、現在の研究はドラッグデリバリーなどの医療用高分子への応用も可能で、実用化できればすばらしい技術になると思います。その他に挙げると高分子電解質(バッテリーへの応用)は実用化できれば、自動車バッテリーの軽量化などへの貢献できる技術になりますね。

研究室の雰囲気が良いのが特徴です。学生が一丸となって研究に取り組んでいます。研究室としてまとまりがありますね。研究室公開では研究室が一体となって、参加者に指導し、毎年好評を得ています。

受験勉強にとらわれず、勉強のみならず、創造性を持ってほしいです。新しいものを創る、新しいものを創造するという発想を大切にしてほしいと思います。

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