デービスでの近況報告
2006年10月24日

エクステンションセンター
 エクステンションセンターにいつも午前9時から午後230分まで行って英語の練習をしています。朝の授業はつまらない授業でいつも寝てしまいそうになります。(いつもあれやこれやで家に帰るのが遅いため)だから、いつものチェックテストに面白い事を英語で余ったスペースに書いて楽しんでいます。しかしながら、午後のスピーキングの時間になると私の本能が開花します。なぜなら、ディスカッションの時にいつも中国人のクラスメートと英語で口論するからです。この前は「無人島に漂流したらまず何をするか?」で口論しました。いつも、彼女と話す時は授業時間外でも喧嘩をしているような気がします。いつも最終的に負けている気がしますが、言いたいことはほとんど主張できているので悔しくはありません。(統計的に女性の方が男性よりも会話能力が優れているので仕方ない)しかし、このディスカッションで感じる事は「沈黙は金」のような日本のことわざが外国では全く通用しないという事です。発言しないという事は相手の意見をすべて受け入れるという事になります。ですから、みなさんも外国に来て疑問な点があれば、下手くそな英語でもいいので絶対に主張しましょう。

研究
 私は前回も話したようにStroeve研究室で毎日、実験を240分頃から8時くらいで行っています。今はFlow Experiment(下の写真参照)で膜の空孔サイズを測っています。これが難しく、溶媒をいきおいよく入れてしまうと膜は破れてしまいますし、圧力を一気にかけても膜が破裂してしまうので細心の注意が必要です。しかも、時間がかかるので1日に1サンプルしか計れません。しかしながら、このデータさえ出してしまえば、スムーズに実験が開始できそうなので頑張ろうと思う。また、週1回の割合でStroeve教授とディスカッションさせていただいております。Stroeve先生は気さくで何でも相談に乗っていただけるので毎日感謝しています。だだ、理論が多く多くの論文を早く熟読しないと全く実験の趣旨が理解できないので、今後Stroeve研に来られる方はとにかく論文を読む癖をつけましょう。

柔道
 戦いの観が戻ってきたのか、組んだだけで相手の実力が分かるようになった。毎日でかいUCDの生徒を投げ飛ばしています。そのことで日本の柔道は世界に通用するのだということがよく分かりました。しかしながら、毎日怪我だらけです。ですから、戦えない時はリクエストに答えて指導のみを行っています。「日本語でも指導するのは難しいから、英語でやらせないでくれ。」といって毎回断っているのですが、「下手でもいいから日本の柔道テクニックをおしえてやってくれ。」と言って私の意見を聞いてくれません。アメリカ出発前は毎日こんな英語漬けの環境になるとは本当に思わなかった。まさに「芸は身を助ける」とはこのことであろう。おそらく、私はエクステンションの日本人の中で一番アメリカ人と話している気がする。うれしい誤算だ。後は、ジャパニーズアクセントが抜ければ、もっとスムーズに会話できるのに。もっと、頑張るぞー。

休日の過ごし方
 柔道トーナメントが無い休日は昼間台湾人の友達と遊びに行っています。しかしながら、電車だけであちこち行くのは大変なのでたまに、日本の会社から英語を学びに来られている方に車をだしてもらっていますが。夜はダウンタウンでDVDを買い込んで映画鑑賞をしています。勿論、日本語版なんてないので仕方なく英語の映画をみています。でも英語のサブタイトルをつけたらほとんど理解できるので結構楽しいですし、映画のフレーズは頭に残りやすいのでいい英語の勉強にもなります。かっこいいフレーズは必ず巻き戻し、絶対に覚えるようにします。