ニューヨークを再訪しました。

5月15日―21日

 今回1か月半ぶりにニューヨークに帰ってきました。日本からニューヨークに来るのは2回目で前回と同様関空からデトロイト経由でしたがラガーディア行きが満席だったようでJFK行きになりました。しかし到着時間はほぼ同じで定刻では6時56分(少し遅れましたが)です。JFKはラガーディアよりマンハッタンに行くのに少し遠いのですが交通機関が整備されているので無料のシャトルバスで最寄の地下鉄の駅に行き、Aラインの地下鉄でマンハッタンに行くことができます。(1ドル50ですみます)今回はブルーミングデールの近くの57番通りレキシントンのHABITATに泊まりました。NYにいる時にインターネットで予約したのですがフロントでいきなり予約が入ってないとか言われ少し慌てましたが予約の紙をプリントアウトしていたのでそれを示して何とか泊めてくれました。NYのホテルは高いので一番安いところを探したのですがそれでも1泊90ドルしました。(2人で泊まると安いのですが)しかし部屋は小さくトイレ、シャワーは共同です。交通の便がいいのが魅力です。

 日本に帰国してから1か月半ですので何も変わっていませんし、街を歩いていても全く違和感もないのですが、むしろ自分の家がないということに違和感を感じました。

16日():久しぶりにポリテク大に来ました。玄関横の新築中のビルディングの骨格が急速に出来上ってきているのにびっくりしました。研究室で教授と秘書のJoに挨拶して私が使っていた机のところに行きましたが、どうもこの4月からインドから来た大学院生が使っているということでしたが現在はあまり使っていないということでしたので3日間だけ使うことにしました。研究室のメンバーはほとんどそのままですのでよく来たと歓迎してくれました。知り合いがいると何故かほっとします。朝、岡本先生の所に挨拶に行った後午前中にグロス教授と発表OHPの打合せを済ませ修正してコピーを秘書のJoにまわしました。あとは発表のチェックと練習だけです。昼は久しぶりに大学近くのベーグル屋に行きましたが、ベーグルを注文したのですが店の人がこっちの方がいいよと別のものを薦めたのでベーグルとは少し違うパン生地のものを注文してしまいました。(ベーグルを食べたいと思っていたので後悔しています)味はまあまあでした。それとここのバニラ風味のコーヒーが私のお気に入りでしたのでもちろん注文しました。研究室では基本的にはそんなにすることがないので夜は小畑さんとメーシーズの前にあるTad’s Stakeという安いステーキ屋に行きました。(10ドルぐらい)

ポリテク正面横に新しいビルができつつあります。

 17日(木):NSFミーティングの日です。本館となりの図書館4階のミーティングルームが会場です。朝は例によってコンチネンタルブレックファストが用意されていて部屋でベーグル(ようやく食べることができました!)やパンなどが食べれます。9時の予定が少し早く始まって研究室のメンバーが順番に成果発表をしていきます。私の順番は前回通り午後で25分の持ち時間です。今回は来てすぐに修正して発表でしたので自分では少し準備不足だったよう気がしています。というのも言おうと思っていたことをいくつかとばしてしまったようです。そんなことで無事成果発表会も終わりましたので、能登さんと中国人のMeiとチャイナタウンに中華料理を食べに行きました。中国人と行くといろいろメニューを説明してくれるので助かります。(全部は知らないようではありますが)

  18日() :NSFミーティングの2日目はこれまで通り企業側からの評価と修正です。教授と2人の博士研究員が参加しただけのようです。私はこの日が今回大学に来る最後の日でしたので今後の研究の打ち合わせをグロス教授と博士研究員を交えて議論しました。

  19日() :この日は1日オフで3月までNYに住んでいたときにお世話になったアメリカ人と一緒に彼が生まれ育ったというブルックリンを案内してもらいました。日本から来るときにコンピュータの音楽関係のパンフとすり下ろしていないワサビを持ってきてほしいと言っていたので持っていったところ非常に喜んでいました。9アベ51番ストリートの彼の家から6アベの地下鉄まで歩きDトレインでブルックリンのAvenue Pに行きました。ベンソンハ−ストというところでブルックリンの中ではわりと環境のいいところです。その近くが彼の生まれ育ったという所でそのあたりのことをよく知っていて、よくこの店に来たとかこのコーナーは夜になると若いやつらのたまり場になっているとか説明してくれます。彼の行きつけのピザ屋でスライス(トッピングのないチーズだけのピザ)を2枚ずつ食べました。この近くはイタリア人の多いところということでした。途中でデリに寄りましたが顔見知りの人が店をやっているようで”Do you accept me?””Yes”とか会話してました。一応私も日本から来た友人だと言って紹介してくれて握手をしました。彼らの話の共通の結論はブルックリンは退屈なところだということでした。しかしこのあたりは少し感じのいい住宅街で白人の多い地域でした。ここから先はイタリア人が多いとか、ジュイッシュが多いとか説明してくれました。黒人はほとんどいなくて、彼によるとKidsがからかって追い出すんだといってましたし、中国人も決して高く扱われていないというふうに言っていました。(やはり人種差別は根強く残っていますね)以前にも書いたかもしれませんが人種差別をなくすには貧富の差がなくならないとだめだと思います。

 その後ずっと歩いてBensonhurst Parkまで行き、芝生に座ってのんびり話をしていました。彼はアルコールが好きで彼の家を出てすぐにジンのようなものを買い途中でもビールを1本また1本と買って飲んでいました。(もちろん紙袋に隠して!)夕方(4時ごろ)まで話していて、そのあと友人の引越しの手伝いに行くということでしたので私一人でマンハッタンに帰ってきましたが、私生活のニューヨークの話を聞かせてもらって面白かったです。

9アベでの屋台。久しぶりです。

Bensonhurstの住宅街。閑静で結構よかったです。

Bensonhurst Parkで。少年野球をやってました。ボールは硬球を使っているようでした。

マンハッタンに戻って34st.マンハッタンモールのところ。

20() :朝は5時起きでグランドセントラル駅を610分発のJFK行きのエアポートバスに乗りました。(13ドル)40分ほどで空港に着きます。ノースウエストはターミナル4です。今回は行きも帰りもJFKで私自身は初めてJFKを利用しました。朝が早かったので空港で食事をしようと思ったのですが、以前使ったラガーディアやニューワークでは待合所の近くにファストフードの店があったのですがこちらにでは手荷物検査の前にしかありませんでしたので朝ご飯を食べそこないました。(デトロイトに着いてからピザを食べましたが)デトロイトに10時半ぐらいに着いて乗り換えて関空に帰ってきました。(約13時間)

 今回は1か月半前まで住んでいた所ですので、まだそのまま住みつづけているような錯覚になりました。しかし地理がわかるので何となくニューヨークは落ち着きます。