図書館

 
【大学の図書館】

 キャンパスが都心にあるからかもしれませんが大学の図書館は夜も結構遅くまであいているようで5月の学生の試験期間のときは11時ごろまで開いていたようです。この期間は日本と同じように学生は教えあったりして一生懸命勉強していたようです。研究用のJournalについては私の専門の高分子やバイオ関係は結構そろっていて第1巻からあるものもたくさんあります。多分ポリテクに高分子の著名な先生がたくさんおられたからだと思います。しかし日本と比べて閲覧システムに問題があります。それは新着のJournalが自由に見ることができないことです。製本されたものはOKですが大体1994年ぐらいまでしか書架に置いてませんので、それより新しいJournalはカウンターで見たいものの巻号を言ってとってきてもらって自分のIDカードを渡してようやく閲覧できます。日本のように全てを自由に見ることができるようになっていませんので、自分の都合のいいときに行って見るというようなことができません。Journalの必要なページは館内でコピーできます。カウンターで少し厚めのプラスチックのコピーカードを1ドルで購入し次に実際にコピーする分のお金を払います。私はとりあえず10ドルを購入しました。(領収書を研究室に出せばお金はリターンされます)コピーは1枚あたり7セントです。しかしコピー機の整備が必ずしも行き届いていませんので写りの悪いこともしばしばです。そういえばコピー用紙のことですが、アメリカから書類などを受け取ったことがある方はご存知と思いますが日本のA4の紙とは少しサイズが違います。A4に比べて縦が短く横が少しだけ長くなっています。理由を知っておられる方がおられれば教えてください。

 

42ndの図書館

ライオンの像が有名です。

【ニューヨーク市立図書館】

 ニューヨーク市立図書館は市内のあちこちにあります。最初に行ったのが34thレキシントンave.(だったかな?)のresearch図書館で理工系の本が蔵書されているところです。大学の図書館にないJournalを見に来れるとのことです。日本には理工系の専門書をおいている公立の図書館があるというのを聞いたことがないので驚きました。次に42nd5th ave.のライオンの像で有名な図書館に行きました。写真をとっている人もたくさんいて中にも入ってみる観光客がたくさんいました。(私もその1人ですが)中は結構広いので書架のあるフロア-に行き着くのに苦労しました。(4階の奥)これらの市立図書館で本を借りるときは自分の借りたいナンバーを書いて受付に持っていき、その本を取ってきてもらうまで20−30分待つのだそうです。日本では考えられない不便なシステムです。ニューヨークに住んでいるアメリカ人に聞いてみると古いヨーロッパのやり方がそのまま残っているということでした。また本の管理は厳しく図書館を出るときに持っているかばんをあけてガードマンに見せなければいけませんので面倒くさいシステムです。日本のように持ち出すと警報が鳴るシステムを導入すればいいのにと思いました。