グランドセントラルステーション

 グランドセントラルステーションはメトロノース鉄道の起点で北の方への電車が出ています。また地下鉄もレキシントンライン、フラッシングライン、シャトル(タイムズスクエアとの一駅だけを行き来しています)の駅があります。ただの駅といえばそれまでですが、駅自体が博物館みたいで観光客もたくさんいて、写真をとっている人がたくさんいます。

グランドセントラル駅を外から見たところです。

 駅の中はホールみたいになっていてここが有名なようです。電車は左下写真の左が乗り場になっています。乗り場はこの他にもう1つ下の階にもあって2層構造になっています。はっきり覚えていませんが発着番線はそれぞれ10づつぐらいあったと思います。アメリカではご存知のとおり改札はありませんので勝手に自分ののる電車の発着番線を確認して乗り込みます。切符は自動販売機でも買えますが、ほとんどの人は有人の窓口で行き先を行って買っています。また切符には乗る時間帯によってpeakとoff peakの2種類がありラッシュ時間帯をはずすと切符代が安くなります。電車は時間どおりに発車しますがあとは適当に遅れていきます。よく運転手と車掌が車内マイクを使って会話していますので(日本では業務用として分かれていると思うのですが)なぜ停車したかなどわかりますのでいいのですが。駅で改札がありませんので1列車に何人も車掌が乗り込んでいて(多分1,2車両に1人の割合ぐらいでしょうか)検札に来ます。私はシステムが今ひとつよくわからないのですが、最初に検札に来たときに切符を渡すとそのままとられてしまって、かわりに他の細長い切符のようなものにパンチをいれて座席の肩口の上のところにはさんでいきます。途中で降りるときはそのまま降りてしまいますが、たとえばグランドセントラル(日本人ではグラセンとかと省略する人もいます)に向かっているときにはその切符も回収に来ます。また少し込んでいるときなどは誰が乗ってきたかを完全に確認するのは難しいですのでただ乗りしている人もいるではないかと心配したりします。

駅のホールです。

人の流れをボーっと見ている人や記念写真をとっている人をよく見かけます。

 このホールの下の階に飲食店があり、簡単な食事などができます。また最近できたらしいのですが、このホールを見下ろせるところにマイケルジョーダンの経営するステーキハウスがあります。ご存知と思いますが彼はプロバスケットのスーパースターです。一度ここでステーキを食べましたが(ステーキ自体は30ドルぐらい)厚さが2,3センチあってさすがアメリカという感じでした。

マイケルジョーダンのステーキハウス。左のところから入って右奥がテーブルです。駅のホールが見渡せますので結構贅沢な気分になります。

6/23/00