大平君が京都大学で博士学位授与されることが決まりました。

1月11日

 龍谷大学で修士を卒業して京都大学博士課程に進学した大平君が博士の学位を授与されることが決まりました。昨年11月終わりに公聴会を開き今日教授会で承認されたそうです。

 大平君は学部学生のときは三石教授のもとでラマン散乱を勉強し、修士から私のもとで固体NMRの研究を行いました。彼が修士の時に偶然見つけたシンジオタクチックポリプロピレンの新しい結晶化メカニズムは冷結晶化過程として重要な発見でした。私が京大化研の堀井教授とよく討論などをしていた関係から大平君の博士課程での研究は京大に移って行うことになりました。(もちろん試験に彼がパスしたからです)テーマは龍谷で行っていたものを引き継いだために私のもとと京大を頻繁に行き来することになりました。私自身も非常に忙しかったために助けてもらうこともあり感謝しています。結局論文は私がサポートしたMacromolecules 2報、polymer 1報と大平君が京大で書いたMacromolecules3報です。論文の数では十分学位を授与されるだけのものを残しています。とにかくご苦労様でした。学位は通過点にしかすぎませんのでこれからが勝負です。がんばってください。おめでとうございました。