メトロポリタン・オペラを見ました。

(10月31日)

 ニューヨークには世界を代表する芸術が集まっています。美術関係のメトロポリタン美術館も有名ですがメトロポリタン・オペラも有名です。ニューヨークに来たら是非行ってみたいところの1つでした。オペラのシーズンは9月終わりか10月初めから次の年の春までがシーズンです。チケットはメトロポリタン歌劇場のHPから購入することができます。1か月以上前に購入しましたがすでにほとんどのチケットがsold outの状態であまり選択の余地がありませんでした。それでも日本で引越し公演を見ようものなら4万、5万円とかかりますがこちらでは最高でも150ドルで一番安いところは25ドルで見ることができますので、ものすごく安いとしかいいようがありません。

オペラハウスの入り口

今日観た歌劇はずっと見たいと思っていた“カルメン”です。音楽は有名ですし、劇の進行もテンポがいいので楽しめます。開演は8時です。着飾った人もいましたがごく普通の服装で来ている人が多かったです。(日本人も結構見かけました。)両サイドに3つづつシャンデリアがつりさげられていますが始まる前にリフトアップされていきました。有名な前奏曲から始まりますが、アメリカはエンターテインメントの国です。その間も幕にスライドのようなものが映し出されて雰囲気を盛り上げてくれます。引越し公演では絶対に無理だろうと思ったのは最初のスペインのセビリア砦近くの街のシーンで本物のラバや馬が登場したことです。2幕のリリアスパスティーヤは屋外の岩に囲まれたくぼ地の設定でした。歌は全てフランス語ですがのでこれまでよくわからなかった場面もありましたが、座席の前のところに液晶表示で英語訳がでていましたのでかなりよくわかりました。多分フランス語がわからないアメリカ人もたくさんいるのでしょうし、他の演目でも英語とは限りませんので必要なサービスなのでしょう。一流の歌手、演出家による公演は十分に楽しめました。今日は特にドンホセ役がよかったようです。2回の休憩をとったあと11時40分ごろ終わりました。日本では考えられないぐらい遅い時間ですが開演時間が遅いですので必然的に終わるのも遅くなります。帰りは地下鉄で帰りましたが地下鉄の駅が近くにありますのでそこから帰る人も多かったようです。

 話は変わりますが今日はハロウィンでした。街中を歩いていると時々仮装した若い人を見かけました。ダウンタウンの方では夕方から仮装パレードをしていたようです。