アンダーグラジュエイトの授業

 岡本先生の取り計らいもありundergraduate(学部生)の有機化学の授業に出させていただきました。Mark Green先生の講義でテキストは龍大と同じマクマリーの有機化学です。2年ほど前に新しい第5版のテキストが出版されていますが教授が第4版のテキストで講義を進めていますので学生の方は混乱しているようです。(シラバスの練習問題の番号が違いますので)日本でも同様に切り替えの時は混乱しました。日本版は3分冊ですが英語版は1冊ですのでかなり厚いテキストですが皆持ってきているようでした。授業時間は変則で月曜日の2時-3時と木曜日の4時-6時で、私は木曜日の方に1度出させていただきました。講義室は非常に狭くて受講生も15人ほどでした。詳しい事情はわかりませんが有機化学の最初のパートの講義でこれだけの人数ですと将来有機系の研究室に行く学生も少ないような気がします。講義はちょうどシクロヘキサンのアキシャル、エカトリアルの安定性のところでした。先生はその章のほんの一部だけ要点を説明しただけでした。あとは自分で演習しなさいということなのでしょう。教員全員がそうされているかどうかは知りませんが、講義スケジュールをプリントして配っていて講義内容や何日にどこをやるかということが細かく決めてあります。(龍大のシラバスに対応すると思います)Green先生の講義では期末試験に加えて中間試験を2回されるようで(クイズといっていましたが)トータル3回の試験結果で成績をつけるということです。ちょうど次回が1回目の中間試験ということで質問を受け付けていましたが学生側からも活発に質問が出ていました。それに対して先生も要点だけを説明して、最後まで答えてないようでした。自分で考えろということなのでしょう。

 話は変わりますが日本では鳥取県西部で大きな地震があったそうですね。私も阪神大震災の時には被害にあっていますので大変だと思います。