龍谷大学理工学部物質化学科

中沖研究室


ニューヨークで3週間

4月23日

 ニューヨークに来て3週間が過ぎました。ようやく家のほうも買わなければいけない小物や電気製品が一通りそろってきました。昼間は研究室の方に顔を出しています。20日(木)21日(金)はロングアイランドの東の端の方にあるブルックヘブン国立研究所にインドから来られている博士研究員の方2人と一緒に行きました。電車を乗り継いで2時間半ぐらいかかるところです。しかもその日は気温が低い上に風雨がはげしく大変でした。特に研究所は広いですから所内でも自動車が必要なぐらいのところです。昼食をとりに行くのに歩くしかありませんでしたので苦労しました。

(ニューヨークでさらに気が付いたこと)

*日本の100円ショップに対応する99セントショップというのがありびっくりしました。しかし買い物では助かっています。

*アメリカ人は個人主義で回りのことを気にしないといいますが、確かに一面ではそうですが、地下鉄などではexcuse meやsorryという言葉が頻繁に聞かれます。またバスに乗っても乗る時に挨拶したり、降りるときもthank youという人が多かったです。このあたりは日本の方が無言で過ごしがちですのでcoolに感じます。(私もそうかもしれませんが)

*買い物にいくとたいてい買い物用のポリ袋を二重にして品物を入れてくれます。まあ重いものを買ったときはわかるのですが、1ドルぐらいのポテトチップスを買ったときも丁寧にもポリ袋を二重にして入れてくれたので驚きました。

*予備知識不足で来たせいでいろいろ戸惑ったりしています。最初に来たときに移動の手段として地下鉄が便利で安いのですが、マンハッタン内の地下鉄はほとんどが複々線で内側が急行(express)です。日本の感覚では地下鉄は全て各駅停車ですし、また大阪では東海道線の複々線は内側が各駅停車で外側が快速、新快速ですので何回も間違えてexpressに乗ってしまいました。しかし慣れてくるとexpressは移動が速いので大変便利です。

*何故か知りませんが、よく道を聞かれたり、何時かとか聞かれます。私自身もあまり詳しくないのですがover thereなどと言ったりして知ったかぶりをしています。しかしそれだけニューヨークは人種的にはごった煮の都市で日本人が歩いていても必ずしもよそ者とは見られていない証拠だと思います。