修士2年生山脇君のイタリア・サレルノ大学留学記

情けは人の為ならず

2023年10月11日

  こんにちは。10月になったのに全然20℃後半でまだまだ暑く半袖をきている山脇です。
二つ前のレポートでスペインの現地の友達と書きましたがどうやってスペインの現地の友達が出来たか、そしてスペインで何をしたか書いていきたいと思います。

実はこのスペインの友達には日本で会いました。
 最初に会った頃私は12月ごろに就活で神戸に説明会を受けにいっていました。その帰り電車に乗っていたら雪のせいで電車が線路の上で止まってしまい二時間ほど車内放置されました。その間暇をつぶすために私は趣味のカードマジックの練習をしていたら通路を挟んで反対の席にスペイン人の男性がいて目が合って、かつ暇だったのでマジックを見せたりしていたら奥さんと娘さんが寄ってきて三人にマジックを見せていました。結局電車は桂川で止まり降ろされてしまいました。その日中は電車が動かないとアナウンスがあり帰るにはタクシーを捕まえないといけなく、スペイン家族は日本語が全く話せなくタクシーの乗り方がわからないと言うので、代わりにタクシーを見つけホテルまで送ってあげました。この時に連絡先を交換していて、今回イタリアに留学をする時にスペインに遊びに言っていい?と聞いたらいいよ!おいでよ!と言われて言葉に甘えて遊びに行きました。
 スペインに行った時は空港まで迎えに来てくれて家に泊めてくれました。また夫婦両方の親の家に招待していただき親戚全員がいてみんなで一緒に卓球をしたりプールで遊んだりご飯を食べたりしました。全員で10人ほどいたのですが私みたいな他人をみんな家族みたいに受け入れてくれて帰る時も「ここは君の家みたいなものだ。いつでも帰ってきていいよ」と言ってくれました。また友達にも会わせてもらって一緒にご飯やクラブに行きました。全員が初めて会うのに優しく接してくれて、私はスペイン人の心の優しさと陽気さが好きになりました。
12月にまたスペインに遊びにいこうと思っています。しかしまさかあの時に助けた事がこんな事に繋がるとは思いませんでした。情けは人の為ならずとは正にこの事だなと思いましたし、これからも困っている人がいたら助けようと思いますし皆さんもぜひ助けましょう。
 スペイン家族や友達との写真を載せておきます。