M2の折内君のアメリカ・オハイオ州立大学アクロン校報告
2023年10月~ 2024年1月

epilogue
2024年2月26日 

お久しぶりです帰国して3週間たった折内です。

実は今回の留学が初めての海外でした。留学前の手続きはもちろん、厳しいことで有名なアメリカの入国審査に少し苦労しながらの初海外でした。皆さんが半年程度のアメリカの留学に行く事が決まった時どのような目標、目的を持って臨みますか?交友関係、語学力、異文化交流等々、海外ならではの経験をしようと思うのではないでしょうか。

今回の私のように半年ほどの研究留学ではあまり長期の休みや広い交友関係は中々難しいかもしれません。そこで研究はもちろんのこと、普段会う人との交流と自分が過ごす街やその周辺について詳しくなろうと考えました。一口に“アメリカ”と言ってもやはりUnitedStateであり、州ごとにかなり違いがあるとのことでオハイオ州、アクロンについて詳しくなろうと思いました。アクロン大学への留学の話が出るまでオハイオ州は名前しか知りませんでした。最初のレポートで述べたように大学を中心に街が形成されています。街を知るために定期的に散歩に出ていたわけですが非常にのどかな街で過ごしやすかったです。街の雰囲気はその街に行ってみないと分からないと思うので是非ある程度長い期間海外の街に滞在する機会があればその街の空気を味わってみることをオススメします。私は散歩などを通じてアクロンという街の表情を知ることができたと思います。

また語学に関してですがよく言われるように話すことを恐れないことが最も大事であることも痛感しました。意外とこちらの英語をくみ取ってくれることも多いので必要以上に怖がる必要はないかと思います。とにかく笑顔で話すことです。研究室のメンバーもお世辞にも上手とは言えない私の英語を何とか聞き取ってくれました。余談ですが、48日はアクロンがあるオハイオ州サミット群で皆既日食が見られ、大学が休みになるそうです。面白いですね。日食は英語で”solar eclipse”というのですが、私が初めて自分の興味として覚えた英単語が”eclipse”だったことを思い出しました。留学を通して私は研究に関する知識と経験はもちろん他の文化に関する興味も湧きました。自分の母国語が通じない、言おうと思ったことが100%言い切れないもどかしさなどの経験が研究を通じて体感できたことも今後の自分の大きな糧となることを確信しています。これをご覧の方もチャンスがあれば留学に行くことをお勧めします。普段と違う環境で研究をするのもかなり新鮮ですよ!

 末筆ではございますが自分の研究留学に関して両研究室のメンバーを含め、ご助力いただいた皆さんへの感謝を述べつつ筆を置きたいと思います。