M2の折内君のアメリカ・オハイオ州立大学アクロン校報告
2023年9月~ 

アメリカのキャンパスとアラート

2023年11月14日 
こんにちは、折内です。こちらアクロンでは11/1に雪が積もったかと思えばそこから一週間ほど10 ℃以上の穏やかな気候が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。まさかここまで気温が乱高下するとは思っていませんでした。体調には気を付けたいものですね。(今週はまた冷えて日中でも気温が二桁に乗らなくなりました)

今回は滞在一か月を超えて、新たに気付いた日本との違いについて話します。
 まず大学についてですが、私が最も興味深く感じたのは大学中を駆け回るデリバリーロボットです。旗を付けた白い箱型のデリバリーロボットが昼頃になると大学内を駆け回っているのを見かけます。驚くことに某レストラン系列の猫型配膳ロボットのように人や別のロボットに接近すると回避行動を取ります。飲食店が多く入っている建物の前には待機中の彼らが並んでいたりします。あとは学内のそこら中に青いランプのついたポールが立っています。これは緊急の通報装置でありボタン一つで大学内の警察署に通報が届くようです。この二つは日本の大学のキャンパスでは見られない光景でしょう。後者についてはスマートフォンの普及に伴いアプリケーション等の方が便利ではないか、いたずら電話が多い、通報者がその場から離れることができないなどの意見もあり減少傾向にあるようです。
 緊急事態関連でいうと、私の住んでいるアパートには各部屋にスピーカーが付いていて、アパートの管理者からスピーカーを通じて室内に音声が届くのですが、先日夜九時頃、唐突に「May I have your attention, please」から始まるいつもと違うおそらく録音されたアナウンスが聞こえてきました。普段なら一回だけ流れて終わりで、私が直接かかわることはないので(家主に向けたアナウンスしか流れない)内容を聞こうとすらしないのですが、今回は繰り返し放送され、どうやら一回目と同じ内容っぽかったので聞いてみると音質があまりよくないのと私のリスニングスキルの問題で3文あるうちの最初の1文の「May I have your attention, please」と3文目の「すぐにアパートから出てください」(意訳)しか聞き取れませんでした。それと2文目の「Fire alert」からどうやら火災報知器が作動したらしいことは把握できました。万が一に備えて最低限の荷物だけ持ち上着を羽織ってシャワー室に向かっていた同居人を捕まえ、部屋から出るとそこらにある「FIRE」と書かれたボックスのランプが夜の飛行機のランプのように白く不規則に点滅していました。他の部屋の住人達と階段で(私は8階の自室から)1階まで降り、外に出ると同じアパートの住人たちがたくさんいました。ただアパートからは火はおろか煙も見えません。しばらくして消防車やそれっぽい車両が計3台到着し、消防服を着た消防士が2人アパートに入っていきました。約10分後彼らが戻ってきて「問題はない」とだけ言って車両と共に帰っていきました。ここからは同居人と私との推測ですが、誤作動あるいは誰かが火災報知器の近くで調理などにより煙を上げてしまったのだろうということになりました。気温一桁の夜に外は中々寒かったですが、何事もなくて良かったです。ちなみにこの出来事は10/21のことですが、この3日後の10/24にもジムにいた時に同じようなことになりジムから出ていきました。何故こんなにも短時期に2度も火災報知器が鳴るのか不思議ですが、何事もなかったのでよしとしましょう。ある種ちょっとしたハプニングだったのでここで報告させていただきました。
 消防車が来た時の写真を撮ってはいますが載せてよいものかと思案したため、今回は特に関係はありませんが、大学の美しい紅葉とデリバリーロボット、ハロウィン前にそこらに転がっていたリアルパンプキンの写真を載せておきます。
 それでは!