修士2年の伊藤君のイタリア・サレルノ大学留学記

 
 

ネタがつきました
2022年11月5日

こんにちは、伊藤大希です。

最近レポートのネタが無くて困っています。半年以上滞在しているためか、新しい発見や刺激が少なくなってきたように感じます。もう一度、気を引き締めて初心に戻っていかないといけませんね。来た当初は、街を出歩く時、スリに取られないようにカバンを押さえて歩いたりしていたのですが、今はよそ見しながら歩いています。まだ物を取られていないのですが、このままじゃいつかやられますね。

最近よく日本について聞かれます。"招き猫"ってなに?や"黒猫ってよくないの?"など。これはまだ説明できます。ですが先月、友達とナポリで開催されていたアジアンフェスティバルに行った時、日本について一日中説明する日がありました。この時に、自分の国のことについての知識が少なすぎると感じました。例えば、"鯉の滝登り"の意味は何かなどです。今まで気になったことがなかったなと実感させられました。こんなに日本について興味を持ってくれている友達が沢山いるのに、説明できないなんて情けないなと。今まで逃げてきた歴史や地理などを学び直す時が今きてしまったかと。また、イタリアには無い概念の物を説明するときはとても苦労します。例えば、居酒屋や江戸時代などの時代が細かく分けられていることなどです。これは、英語で説明する腕の見せ所ですが、なかなかうまく説明できません。

後期に入ってから、イタリア語で綺麗な言葉や日常的によく使う文を教えてもらうことがあるのですが、なかなか覚えられません。まず聞き取って復唱することに苦労します。そしたら友達が"Itoは汚い言葉は一回で聞き取って一瞬で覚えるのに、なぜ綺麗な言葉は全く覚えられないの!?"と大盛り上がりしました。確かに、スラングワードなどは面白いのですぐ頭に入ってくるのは不思議ですよね。何か語学の成長の確信をついているような気がします。

今回はあまり写真がないので、この間行ったアマルフィ海岸とカゼルタ宮殿の写真を載せておきます。

それではまた。