修士2年の伊藤君のイタリア・サレルノ大学留学記
 
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 2022年6月3日

こんにちは。伊藤大希です。

 

最近のイタリアは、だんだん暑くなっています。昼は暑く、夜は涼しく、湿気が少ないので住みやすいです。ですが、家にエアコンがないので、夏に生きていけるか少し心配しています。

今実験は壁にぶつかっています。ポリエーテルスルホン(PES)とニトロベンゼン(NB)の共結晶からNBを取り除いてPES単体の結晶を得ようとしているのですが、NBを取り除くと非晶に変化してしまいます。そこでまずは、NBの量が結晶性にどのように影響するのかを理解してから、次に進もうと考えています。 また、溶媒交換を行うことでPESの結晶性についても検討しているのですが、こちらもなかなか上手くいっていません。

踏ん張りどころですね。

最近研究室以外の友達も増えてきて、休日の夜はよくビールを飲みにバールへ行っています。英語が話せる友達もいれば、ほとんど話せない友達もいます。ですが、身振り手振りで話したり、お互い拙い英語で会話しています。ですがとても楽しく、気づけば45時間以上飲んでることも。周りに恵まれています。

この前、中沖先生がオススメしていたPaestumに行ってきました。サレルノにある世界遺産の一つで、ギリシャ式の神殿です。行く価値ありでした。そこは田舎のため、周りには何もなく少し退屈で、さらに電車は2時間に一本しかなかったため、暇つぶしが大変でした。

みなさん、行くときは1日潰れることを覚悟してくださいね。

今回はこの辺でー。