留学を終えて
2023年1月24日
 

こんにちは。先日、日本に帰ってきました。
今回は最後の報告書ということで、留学を終えた感想をまとめたいと思います。

 留学中に留学が終わったときに何を感じるのだろうと考えていましたが、その答えは留学が終わってしまって寂しいという気持ちでした。約4ヶ月間の留学は本当にあっという間で、実験に慣れ、研究室に馴染んできたところで終了した感じがします。最終的には研究をまとめることができるほどのデータを集めることができましたが、もう少し残っていたら、さらにいい結果を残すことができたのではないかと感じます。また、実験方法を一から教えてくれ、困ったときにいつも助けてくれたお姉ちゃんやお兄ちゃんのような存在の研究室のメンバーと、忙しい中いつも時間を作って頂き、全て面倒を見てくださった教授と中々会えなくなってしまうという寂しさがありました。本当に短い間でしたが本当に濃密な時間を過ごすことができたからだと思います。そのため、この留学中に一度も日本に帰りたいと思ったことはありません。ホームシックになると思っていたため、その点は意外でした。今はスマートフォンで簡単に日本にいる友人と電話ができたからかもしれませんが。

 最終日、実験結果を教授に見せた際に、教授から「短い時間でたくさんのデータを取ってくれた。本当に素晴らしい。Sakiは、いい意味で人が変わった。」と褒めて頂きました。心から留学をしてよかったと思えた瞬間でした。留学が始める前から、全てが不安で自信を持てないことも多かったですが、この時に自分が取り組んできたことは意味があり、少しでも自分自身を変えることができたのだと感じることができ、とても嬉しかったです。

 それだけではなく、初めての海外はどの経験も刺激的で大切な思い出であり、そこから学ぶことが多かったです。例えば、何回も問題に直面し、自分で考えて行動し解決することで問題解決能力を身に付けられたことや、異文化交流を通して他国の理解を深め、新たな価値観を知り、今までの視野の狭さに気づけたことが挙げられます。大変なことばかりでしたが、それ以上に得られたものが多かったです。

 これだけ私の留学生活が充実したのは、私に携わってくれた人々のおかげです。研究室のメンバー、教授はもちろんのこと、困ったときに助けてくれたおじさんや日本人の先輩、シェアハウスのメンバー、そして留学を支援してくれた方々、母に感謝しています。

 この留学がきっかけで、海外に興味を持ち、他の国も訪れたいと思っています。まずは、修士論文を終わらせ、大学院を卒業し、社会人となって旅費を貯めるところから始めます。

 留学を考えている人、少しでも興味がある人はぜひとも留学することをお勧めします。貴重な経験をすることができます。

以上で、最後の報告書を終えたいと思います。
ここまで報告書を読んでくださった皆様、ありがとうございました。