研究室最後の日のクリスマスパーティー
2022年12月25日
 

こんにちは。1222日をもって、約4ヶ月間の学校生活が終了しました。書きまとめられないほどの思い出がたくさんあります。留学全体の感想については、次回の報告書でまとめたいと思います。
 12月に入ってから街の景色は変わり、一気にクリスマスムードになりました。そこで今回は、イタリアのクリスマスに関して3つご紹介します。
 1つ目は、街のイルミネーションについてです。サレルノではLuci d’artista(ルーチ・ダルディスタ)と呼ばれるイベントが毎年開催されます。Luci d’artistaは“芸術家の光”という意味であり、町全体が会場となる大規模なイルミネーションイベントです。そのため大学の周辺の公園や街中でもイルミネーションを見ることができます。特にサレルノ市街の広場にあるクリスマスツリーはとても綺麗です。他にもいろいろなコンセプトのイルミネーションを楽しむことができます。
 2つ目は、お店についてです。クリスマスになるとお店の雰囲気も変わり、クリスマスの飾りや商品が店の大半を占めるぐらい並べてあります。雑貨屋さんでは、クリスマスツリーやスノードームなどの飾りはもちろんのこと、食器類やクッションなどあらゆるものがクリスマスデザインになっています。また、Presepeと呼ばれるキリスト降誕の情景を表す模型も販売されています。一つ一つ作りが細かく、中には動く模型もあります。1つの街を表現しているようなものや、一つのシーンを表現したものなど、規模は様々です。特にナポリでは、職人が作る模型の店が並んでいる通りがあります。実際にナポリの通りへ行きましたが、多くの人で混雑していました。雑貨だけでなく、スーパーマーケットの商品のラインナップも変わります。特にチョコレートやケーキ、シャンパンやワインがたくさん陳列されています。イタリアのクリスマスケーキといえば、主にパンドーロとパネトーネの二種類です。パンドーロは、上から見ると星形になっているのが特徴で、粉砂糖をまぶして食べます。パネトーネは、マフィンのような形で、生地にドライフルーツやチョコレートが入っています。両方とも、とても大きいため、クリスマス前から朝食やデザートとして食べるそうです。今回、お世話になった研究室のメンバーにパネトーネを買い、一緒に食べました。ふわふわとした生地で、中にはチョコが入っており、とても美味しかったです。
 3つ目は、クリスマスパーティについてです。最終日に大学のクリスマスパーティに参加させていただきました。このパーティは化学科の所属のメンバーが対象であり、100人以上が集まり、昼食を楽しみました。何人かは、クリスマスのセーターやサンタクロースの帽子を身に着けていました。食事は、イタリア料理やデザート、飲み物が用意されていました。特にチーズやトマトソースをラザニア生地で包んだカネロニという料理が美味しかったです。大学最終日にふさわしいクリスマスパーティを楽しむことができました。
 日本とは違うクリスマスを過ごすことができ、とてもいい経験になりました。