修士2年の藤野さんのイタリア・サレルノ大学留学記
 
大学生活
 2022年12月6日

こんにちは。

イタリアに留学に来てから3カ月が経ちました。時間が経つのは本当にあっという間で、もう留学生活の終盤に差し掛かっています。研究するにも観光するにも時間が足りません。そのため、留学をするならなるべく長期留学することをお勧めします。

今回は、大学生活の中で印象的に残っている出来事を三つまとめたいと思います。まだ大学生活は終わっていませんが

 一つ目は、昼食です。昼食時に、研究室のメンバーに果物を分けてもらっています。今までに、リンゴ、カキ、バナナ、マンダリンを分けてもらいました。特にマンダリンは毎回もらっていて、昼食時の恒例になりつつあります。それだけではなく、研究室のメンバー全員でピザパーティーやビリアニパーティーをしました。ピザパーティーでは、基本的に一人1枚ピザを食べます。私にとっては初めてのピザパーティーであったため、メンバーの一人がコロッケやフリッタティーナを分けてくれました。どれも美味しかったですが、晩御飯が食べられないほどお腹がいっぱいでした。また、ビリアニはインドの伝統的な混ぜご飯料理で、研究室のメンバーの一人が作ってきてくれました。スパイス独特のにおいと後から少し辛みがあって、とても病みつきになる味です。そのため、おかわりをたくさんしました。今回は、みんなが食べられるようにスパイスの量を半分以下にしてくれたそうです。私にとっては丁度いい辛さで、とても美味しかったです。

 二つ目は、清掃のおばさんと仲良くなったことです。いつも18時ごろになると清掃のおばさんが実験室を掃除してくれるので、よく挨拶をします。彼女はイタリア語しか話せないため、初めは何を話してくれているのか理解できませんでしたが、通訳をしてもらい、ほんの少しだけ理解出来るようになりました。何度か会話をしているうちに、ある日突然彼女がピアスをくれました。私はお返しをしたいと思い、ハートの折り紙をプレゼントしました。すると彼女は喜んでくれて、掃除道具に張り付けてくれました。そして通行人に自慢したり、Facebookに折り紙の写真を載せてくれたりしました。少し恥ずかしかったですが、喜んでもらえてうれしかったです。

 三つ目は、Prof. Guerraにコーヒーをご馳走になったことです。留学生活も残り半分となった頃、ようやく実験の成果が出始めました。Prof. Rizzoとディスカッションをした結果、Prof. Guerraにデータを見て頂くことになりました。その時にコーヒーに誘っていただきました。偶然Prof. Danielもその場にいらっしゃったので、結果的に教授三人とご一緒させて頂きました。今までにない経験であったため、この時のコーヒーを忘れることができません。

 今回は、出来事を3つに厳選しましたが、書ききれないほどの思い出がたくさんあります。学校生活も研究もまだ終わっていないため、最後まで楽しみつつ、研究に努めます。