修士2年の藤野さんのイタリア・サレルノ大学留学記
 
ハプニング
 2022年10月3日

こんにちは。
イタリアは雨期に入ってきて少しずつ寒くなってきました。
あんなに青空が多かったのが曇りや雨が多くなるのは、気分が晴れないです。

今回は、イタリアで感動したことをまとめたい思います。

きっかけは、滞在許可証です。
イタリアに長期滞在する場合、まずイタリアに着いてから8日以内に滞在許可書を警察に提出しなけらばなりません。ここまではうまくいったのですが、次の難関として実際に警察署に行って必要書類の提出や指紋採取に協力しなければなりません。

当日、予定時刻の30分前に警察署に到着したのですが、移民の方がたくさんいらっしゃいました。入り口で待っていると、警察の方々が出てきて、番号札を配り始めました。 すると、私と同じ申請者が押し合いへし合いで、番号札をもらおうとします。何とか私も番号札をもらい、いつ自分の番が回ってくるかと緊張しながら待っていました。 イタリア語が分からず困っていたところに、スペイン人のおじさんが話しかけてくれました。彼はイタリア語を話していて、初めは分からなかったのですが、私にもわかるように話してくれました。話しかけてくれたきっかけは、彼のご兄弟の娘さんが私に似ていたようで、気にかけてくださったそうです。 彼は家族でいらっしゃったのですが、皆さんとても親切で、ずっと立っていた私のためにベンチを開けてくれました。さらにお昼過ぎだったのでリンゴをくれました。この時のリンゴは格別に美味しかったです。その後も、申請の進行状況を確かめて伝えてくださったり、いろいろお話をしました。長時間待つことになりましたが、その家族のおかげで無事に申請することができました。その家族には、感謝してもしきれないほどです。

その時は申請を行っている途中で、ちゃんと挨拶できなかったのが心残りで、できることならもう一度会ってちゃんと感謝の気持ちを伝えたいです。

イタリアに来て感じたのは、皆さん本当に親切で、困ったときに助けてくださります。 私も困っている人がいたら、自分から声をかけれるようになりたいです。

今回の写真は、頂いたリンゴと研究室のみんなでコーヒーを飲んだ時の写真です。
いつも食後に何人かでコーヒーを飲みますが、こんなに大勢でコーヒーブレイクをしたのは、初めてです。