高分子討論会が北大でありました。
2022年9月5日
 
 コロナのため高分子学会は2年ほどオンライン開催でしたが、久しぶりの対面での学会が北海道大学で開催されました。オンラインは研究の中身だけを話するのはいいですが、刺激が少ないし学生の教育的配慮を考えると対面の方がいいように思いました。
 (今回の発表)
1)ゲル化プロセスを利用したステレオコンプレックスポリ乳酸の結晶化
(龍谷大理工)〇田村佳樹、中沖隆彦
2)シンジオタクチックポリスチレンを用いたブレンドフィルムによるエタノールの吸着
(龍谷大理工)〇西岡幹人、中沖隆彦
3)水/エタノールクラスターとシンジオタクチックのナノポアへのエタノールの吸着
(龍谷大理工)〇山脇麻名音、中沖隆彦
4R. eutrophaによるP3HA生合成の時の分子量増加速度およびエネルギー代謝による分子量減少速度の定量
(龍谷大理工)〇中村治人、中沖隆彦
5R.eutrophaにより混合炭素源比率の異なるグリセリンとステアリン酸Na中で代謝される炭素源
(龍谷大理工)〇永濱充貴、中沖隆彦
6)微生物R.eutropha を用いた粘度の異なる植物油を混合炭素源としたポリ(3-ヒドロキシブチレート)の生合成
(龍谷大理工)〇折内俊哉、中沖隆彦
7微生物P. putidaにより生合成された中鎖長ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)ポリ(3-ヒドロキシブチレート)のブレンドの力学物性
(龍谷大理工)〇上田充輝、中沖隆彦


(学生の感想)
折内: 今回ポスター発表としては初めての学会でした。口頭発表や、オンラインでのポスター発表と違って来場者の方とフランクな雰囲気でディスカッションすることができ、とてもやりやすかったです。また留学生の方と英語で質疑応答しとてもいい経験となりました。
田村: 今回の学会は対面でポスター発表を行いました。教授の方だけでなく学生ともたくさんディスカッションをしました。距離が近くて話がしやすく、他の人の発表も気軽に聞くことができました。対面だったのでたくさんの人と交流できてよかったです。
西岡: 初の対面でのポスター発表でした。説明を開始するタイミングがよく分からなかったので、熱心に見てくれていた数人にしか説明する機会がありませんでした。オンラインよりも他の方の発表を多く見れるのが良かったです。
中村: 初の対面でのポスター発表ということもあり、どうなるかと思っていたのですがオンラインよりも説明しやすくて良いと思いました。また、ほかの方のポスターを見る際も気軽にみることができ、いい経験となりました。
永濱: 今回初めての対面でのポスター発表だったのですが、予想していたよりも人が多く、今までのオンラインでの学会とはまた違った体験ができました。また、他の人のポスター発表も見ることができて今後の研究に生かせる良い経験になりました。
上田: 今回対面のポスター発表としては初めての学会でした。口頭発表とは違って来場者の方と直接ディスカッションすることができ、とても勉強になりました。頂いたご質問やアドバイスをれからの研究に活かしていきたいです。
山脇: 今回の対面の学会はポスター発表としては初めてでした。僕の所には人は来ていなかったのですが、他の方の発表をオンラインよりみにいきやすく、貴重な体験になりました。