繊維学会(オンライン)がありました。
2021年6月11日
 
 
繊維学会がZOOMを使ったオンラインでありました。covid-19による緊急事態宣言が出ているため移動が難しくなっています。研究内容の発表や講演を聞くには労力がかなり下がるため大変有効ですが、旧知の先生方との近況報告や雑談ができないのが残念です。また学生にとっても場所を変えて、全国色々な大学や企業の方と触れ合う機会がなく、教育上のことを考えると会場での発表の方がいいのですがね。
 今回は5件のポスター発表でした。多くの方に来ていただきありがとうございました。

 (今回の発表)
1)凍結解凍法によるPVAハイドロゲルから作製したフィルムの結晶化度向上による力学物性の改善
(龍谷大理工)〇伊藤大希、中沖隆彦
2)ステレオコンプレックス型ポリ乳酸の固体高分解能13C NMRによる分子運動性の検討
(龍谷大理工)〇田村佳樹、中沖隆彦
3R. eutrophaによるP3HAブロック共重合体の生合成の時の第一と第二の炭素源の順序交換による分子量変化
(龍谷大理工)〇中村治人、中沖隆彦
4)混合炭素源としてグリセリンとオクタン酸を用いた生合成で優先的に代謝される炭素源の研究
(龍谷大理工)〇永濱充貴、中沖隆彦
5)シンジオタクチックポリスチレンのナノポアフィルムを利用した低濃度ブタノール水溶液からブタノールの分離
(龍谷大理工)〇藤野咲季、中沖隆彦

(学生の発表)
伊藤:今回初めて学会に参加し、大人数のお客さんが来てくださり、ポスター発表の良い経験ができたと思います。また、有力な実験のアドバイスなどもしてくださり良い勉強になりました。一ヵ月後に学会が控えているので良い点と反省点をあげ、改善していきたいです。
田村:学会に何度か聞く側として参加したことはありましたが、話す側としては初めて参加しました。ポスターを聞きに来てくださった人がいましたので、自分の研究内容を発表できてよかったです。今回のポスター発表での良い点と反省点を踏まえて、次回の学会にいかしていきたいです。
中村:今回の学会は初めての参加ということもあり、緊張していましたが、説明を聞いてくださる方がいらっしゃったこともあり、無事に終えることができました。今回の経験を次回の学会にも活かすことで発表方法を改善し、より良い発表ができればと思います。
永濱:今回は初めて学会での発表になりとても緊張しましたが、実際に学会での発表を行えたのは良い経験になったと思います。今回、頂いたアドバイスや発表でのアドバイスを1か月後の神戸での発表に生かしたいと思います。
藤野:今回二回目の学会発表で、前回の反省を生かし改善することができ、オンラインではありますが数人の方に説明を聞いていただきました。質問をいただき、とても刺激を受けました。初めてのポスター発表でまだまだ課題も多いので、次回の学会で改善したいと思います。