アメリカカリフォルニア大学デービス校への交換留学を終えて
2012年2月1日
 
  この度アメリカカリフォルニア大学デービス校への交換留学に関してご協力、ご指導していただいた、ストローブ先生、中沖先生ならびに国際部の皆様、ありがとうございました。皆様のおかげで、多くのことを学び日本に帰国することができました。簡潔ではありますが、留学を通じて感じたこと学んだこと等を述べさせていただきます。
1. 生活について 
 9月から10月下旬までは、気温も温かく雨もほとんど降らずにとても過ごしやすかったです。11月から1月は日本よりは少しは温かいですが、冬の気候でした。本来ならこの時期は雨が沢山降るらしいですが今年に限っては雨の変わりに霧が多かったです。また治安は本当によく、夜中に出歩ける数少ない町だと感じました。立地もほどほどによく、サンフランシスコやサクラメント、ロサンゼルスに旅行に行く人たちが多かったです。食事も日本食、中華、韓国料理屋が豊富にあるのでそこまで苦労することはありませんでした。私が住んでいたのはウッドランドという大学から少し離れたところでした。ここは治安がそこまで良い風には思いませんでしたので、あまりお勧めはできません。しかしホストファミリーのマイケルとダイアナがとても親切な方だったのでウッドランドでの生活も堪能できました。行事としては10月のハロウィーンに始まり、11月のサンクスギビングデイ、12月のクリスマス、年末のカウントダウンとこの時期はイベント盛りだくさんでした。こういったイベントに参加できたことも良い経験になりました。また毎週末どこかでパーティが開催されています。私は日本語を学んでいる現地の人たちのパーティによく参加していました。そこでお互いの語学を教えあうことで楽しみながら語学勉強ができました。
2.留学で学んだこと
 留学当初にも感じましたが、留学をすることで、今の自分に足りないもの、足りているものがはっきりとわかりました。足りないと感じたものは、自分への厳しさ、報連相の甘さ、語彙力レベルです。特に自分にもっと厳しくしていくことに関しては、この留学を通じて改善していこうとしていましたが、まだまだゴールは遠いと感じています。どんな小さな事に関しても、もっとストイックに取り組んでいくように心がけなければいけないと実感しました。足りていると感じた部分は、人に対する感謝、気配りです。語彙力レベルが乏しかったにも関わらず、多くの方々と良好な関係を築けたのも、常に相手への感謝、気配りの気持ちを持てたからだと思います。この部分に関しては日本にいたころから自分の長所だと考えていたので、その長所が日本以外でも通用することがわかり、自信を持つことができました。また人との良好な関係を築くためには、言葉と同じくらい相手への接し方が大切だということを学びました。私は来年から、営業職に就くため、今回学んだ、人とのコミュニケーションのとり方を今後活かしていけそうです。
 報連相の重要さについても再認識しました。この留学を通じて失敗を沢山しました。その度に多くの方々にご迷惑をかけてしまいました。 ほとんどの失敗の原因は、周りの人たちに相談もせずに自分だけの考えで行動してしまったからです。何か大事な決断をする際には自分の考えだけでなく、周りの人たちの考えも取り入れていくことが大切であるということを学びました。
 私はおそらく今までで、一番研究の結果を出さず、失敗も一番多くしてしまったと思います。 しかし誰よりも多くのことを経験し、多くの友達を持てたことは、これからの私の人生を豊かなものにしてくれると確信しております。また英語に関しても、勉強に対するモチベーションも現在でも高く保っています。社会人になるまで丁度残り2ヶ月ですが、この期間中に、目標としている英語力を身に付けます。
 今後取り組みたいこと
3.交換留学を考えている人へ向けて
 なぜデービス校に行くチャンスを理工学部にしか与えられていないのに、もっと多くの人が留学を希望しないのか不思議です。と言えるくらいデービスへの留学は素晴らしいものです。必ず何か大切なものを学べるはずですし、今後デービスへの留学希望者が現れてくれる事を期待しています。