Third report
2011年12月
 
試験のこと
 本プログラムでは研究を行うのみで、試験はないです。ただ本学生のいるキャンパスで研究をしていますので、試験に取り組む学生の姿は頻繁に見ていました。この項では試験に取り組む学生を見て感じたことについて述べます。普段は週末になるといつもなにかしらのpartyをしている学生達も期末テスト前になると目の色を変えて勉強に取り組んでいます。といってもこちらの学生は、週末以外はいつも熱心に勉強しているように感じています。こちらの図書館は日本の大学にあるものよりも広いですが、いつも人が大勢います。それが期末テスト前になると座るところもままならない程混雑しています。このことも驚いたことですが、もっと驚いた事が二点あります。1つ目は、こちらには24時間開いている図書館があって、そこを利用する学生が本当に多いということです。私も何度か利用したのですが、私語をすることもなく真剣に勉強に取り組んでいる姿に刺激を受けています。もう一点は、期末前になると学内のコーヒーが無料で配布されるということです。大学側も一体となって四六時中勉強する学生のサポート体制が整っているなと感じました。このようにUC Davisは勉強をするにも過ごしやすい体制が整っています。

治安、危険を感じたこと、トラブル等について
 以前のレポートでも述べさせていただきましたがUC Davisがあるデービスは本当に治安の良い場所です。これがこの町の一番のメリットといっても良いくらいです。治安が良く学生の町なので自転車通学が最も栄えた町とも言われています。それによって自転車に対する制度は日本のものよりもかなり厳しいものになっています。わかりやすく言えば日本で言う四輪自動車と同じくらいの規則があります。例えば信号前での一旦停止、夜はライトを前方と後方につけていないと警察に呼びとめられて罰金罰則を受けてしまいます。またデービスがあまりにも治安が良すぎるので警戒心が薄れてしまうというのが気をつけなければならない点だと感じています。デービスから少し行けばサンフランシスコや、少し遠出すればロサンゼルスやラスベガスにすぐに行けます。これらの町は観光地としても有名ですが、やはりデービスとは比べ物にならないくらい治安が悪いです。ですから、デービスに来て他の地に観光に行く際はここはアメリカだということを再確認してから出発するべきだと思います。