高分子討論会が北海道大学でありました。
2010年9月15日-17日
 高分子討論会が北海道大学でありました。北海道は4,5年ぶりでしょうかね。新千歳空港から札幌まで快速で30分ぐらいです。北大はやはり広いですね。学内に循環バスも走っているぐらいですので。
 発表は9件で3日間にわたって分散しましたので、3日間滞在しました。ポスターセッションが教室に分かれていたせいかしりませんが、若干人が少なく感じました。しかし、研究成果を聞きに来ていただけた方も多数ありましたので感謝します。
 一日目の夜は、研究室でサッポロビール園にジンギスカンを食べに行きました。札幌駅からは歩くと20-30分ぐらいです。博物館らしきものあり、ジンギスカンができそうな建物もいくつかあり、広かったですね。さすがサッポロです!

(学生のコメント)
中野:皆勤賞を貰いたいくらいの学会生活も終焉を迎えました。もはや緊張の色はなく、PVAを扱う方たちとの意見の交換ができ、コメントも多数戴いたので有意義な時間となりました。今回得た課題をクリアするべく残り時間をラストスパートしようと思います。あ、父さん、母さん…海の幸はたまらんかったです。
古川:今回の学会では聞きに来てくれた人が2人とまた少なかったですが、細かなところまで色々と意見の交換ができよかったです。まだ議論が足らないところをいつも質問されたのでこれからこの問題を解決していきたいと思います。
保木:今回の学会は、いままでの学会の経験を活かし発表することができました。今後の研究に今回の学会も活かしていきたいです。
山岸:人身事故の影響で飛行機に間に合わないかもしれない状況になったんですが、何とか間に合って北海道に行けました。学会では5人くらいの方が聞きにきていただきき、自分では考えていなかった質問をされました。この事をいかして実験を行なっていきたいです。
横田:発表時間が初日の朝一だったので、少し人が少なかったですが、5人ほど聞きにきていただけました。今後の研究に活かしていきたいです。すすきのでわしゃわしゃしたかったです。
坂本:学会では今後の展望について質問される事が多かったので今の結果を今後にどう生かしていくかが大切だと感じました。北海道は食べ物が美味しいため、メタボリックな生活を送ってしまいました。
枝川:わりとポスターを見に来ていただいたんですが、英語で話しかけられたときはドキリとしました。様々な意見を聞かせていただきたいへん勉強になりました。
市田:学会発表は2回目にして最後でしたが、それほど緊張せずにできました。質問は3名でしたが、見に来てくださったのは数名いた模様です。企業の人が来て、斡旋というかスカウトされたら良いな〜なんて思ってましたが、叶いませんでした。
三浦:国内最後の学会でした。今までで一番聞きに来てくれた人は少なかったですが、一人当たりの時間は一番長くとても参考になる話を聞くことが出来ました。残りの時間でそれらを生かしていこうと思いました。

     
(今回の発表)
1) 格子結合型SPRによる増強蛍光センシングバイオチップ 3.高度検出と非特異吸着抑制効果の評価  1)産総研、2)龍谷大、3)北大、○横田佳樹1,2、田和圭子1、中沖隆彦2、西井準治3
2) ポリヒドロキシアルカノエートの生合成における炭素源としてのアミノ酸混合基質の検討
(龍谷大理工)○坂本真人,石井大輔,中沖隆彦
3) W. eutrophaを用いたP(3HB-b-3HBV)ブロック共重合体の生合成
(龍谷大理工)○山岸理沙,谷上耕一郎, 石井大輔, 中沖隆彦
4) 側鎖の異なるポリヒドロキシアルカノエート共重合体の結晶性および分子構造に関する研究
(龍谷大理工)○三浦孝博, 中沖隆彦
5)シンジオタクチックポリ(p-メチルスチレ)結晶ポアへのアルコールの含   有
(龍谷大理工)○古川健一 , 中沖隆彦
6) ポリヒドロキシブチレートと共重合体ポリ(ヒドロキシブチレート‐co‐ヒドロキシヘキサノエート)のブレンドによる力学物性改善
(龍谷大理工)○枝川侑史, 中沖隆彦
7) 凍結解凍法によるポリビニルアルコールハイドロゲル中の水の融解挙動とゲルの凝集構造
(龍谷大理工)○中野辰朗、中沖隆彦
8) 共重合体ポリ(ヒドロキシブチレート-co-ヒドロキシバリレート)ゲルの分子構造
(龍谷大理工)○保木勇人, 中沖隆彦
9) アイソタクチックポリスチレンゲルの溶媒の凝集状態と架橋点構造
(龍谷大理工)○市田順寛, 中沖隆彦