キリスト教の聖地・ルルド
2009年9月10日
  学会最終日。昨日(というか今日)は遅かったので朝しんどかったのですが、自分の発表があるので、遅れるわけにはいきません。来てる人は少ないかと思いましたが、けっこうきてましたね。今回の発表は
Regulation of Porous Structure of Polylactide through Gelation
(Ryukoku Univ.) T. Nakaooki, T. Nakasugi
20分の持ち時間です。学会は基本的には午前で終わりで午後はエクスカーションです。
 タルブの隣町のルルドに行きました。ルルドは日本人にはあまりなじみがないのですが、ヨーロッパの人は大体知ってるみたいですね。1850年ごろ10代のベルナデッタという少女が聖母マリアを見たと言って有名になったところです。タルブからはバスで30-40分のところです。行く前の昼食の時にこちらの学生に聞いたところ、ルルドはホテルばかりだよ、と言ってました。年間500万人が訪れるそうで、ローマに次ぐ第2の聖地だとも言ってました。ルルドの市内に入ると確かにホテルがいっぱいですし、カフェやレストラン、土産物店もいっぱいありました。人口は多分タルブと同じぐらいのようですが、こちらの方がはるかに賑やかでした。“奇跡の泉”というのがあって、その水を飲んだり患部に浸して病気が治ったという話が広がり世界中ら不治の病の人が訪れているそうです。実際車椅子の人やナース姿の人をいっぱい見かけました。バスから降りるとボランティアという方に案内をしてもらいました。(English speaking 班とFrench speaking班にわかれました)まず奇跡の泉を見て(水も少し飲みました!)、少女の生家、移り住んだ狭い家、遺体の安置されている教会と見て回りました。まあとにかく凄い人ですし、25千人入れる講堂があったりと一大宗教聖地ですね。日本で言うと西本願寺の勢力を市内全域にしたくらいの感じですかね。半日の小旅行でしたが、滅多に来れるところではないので良かったです。
 まあとにかく学会のプログラムが終了しました。ドイツに帰ります。
   
”奇跡の泉”行列ができてました
 
2万5千人入れるという講堂
   
ベルナデッタの生家
 
遺体の安置されてる教会
   
近くには城跡もあります。