大学院の授業「RuBec演習」でアメリカ・カリフォルニアに行きました。
2008年8月17日-24日(学生は9月1日まで)

今回は大学院GPgood practice)で認定され、今年度開設された“RuBec演習”の付き添いでUCバークレーの近くにある龍谷大学北米拠点に、大柳先生、宮武先生と大学院生24人の大所帯で行きました。英語で論文を書くためのWriting skillと口頭発表を行うためのPresentation skillの授業を2週間行いました。(私は大学での仕事の関係で1週間だけの参加でした)
 817()13:00に関空に集合して17:15発サンフランシスコ行のユナイテッド航空で行きましたが、学生さんの半数ぐらいは初めての海外ということで戸惑っていたようです。約10時間のフライトですが私はマイルを使ってビジネスクラスにアップグレードしたので比較的快適に行くことができました。ビジネスクラスとはいえ座席がフラットになるわけではないので、睡眠は十分ではありませんでしたが、食事がいいのがうれしいですね。
 時差の関係でアメリカ時間で17日の12時前にサンフランシスコに到着し、出迎えのバスでUCバークレーの近くの竜谷大学北米拠点にいき、クラス分けのための簡単なヒアリングテスト(20問)とオリエンテーション後、ホストファミリーが出迎えに来ていただき解散となりました。ホストファミリーの方は現地法人の青木氏の取り計らいで、どこも和やかな感じのファミリーばかりのようでした。
 18()いよいよ英語での授業の始まりです。バークレーで外国人向けの英語を担当されているベテラン講師の方ばかりです。12人ずつにクラス分けされ、午前はwritingで午後はプレゼンの授業です。授業はもちろん全て英語ですので、学生さんも戸惑ったようですし、講師の方はゆっくり話してくれているのですが、それでも速くてついていけず、Speak slowlyという言葉が何回もでました。初日はけっこうハードだったようです。昼食はUCバークレーの学生が利用する学食で、しかも10ドルで食べ放題といういいほうの学食で食事です。このような経験は滅多にできないでしょうね。
 19()2日目ということで講師の先生も少しレベルを下げてゆっくり話をされましたので、少し理解ができるようになった感じです。
 20()ベイエリアにある企業とカリフォルニア州の行政を訪問しました。最初はシリコンバレーにあるSolarcityという太陽電池のパネルを販売する会社を訪ねました。2年前に設立されて急成長した会社で、売上はあっという間にNo.1になったということです。一種のアメリカンドリームだと思いますが、それにはいろいろと背景があるようです。この会社が急成長できたのは、カリフォルニア州の環境に対する意識が高いこと、州政府の政策に加えて、この会社ではパネルの販売だけではなくアフターサービスをセットにして売上を伸ばしたようです。パネルの設置には250万円ほどかかるということですが、州政府の補助などで購入する人が増えているそうです。午後はサンフランシスコにある州政府の支所を訪ねてカリフォルニアのエネルギー政策について話を伺いました。最も印象深かったのは、電気料金を使えば使うほど単価が高くなるということです。つまり節約したほうが得になるわけです。ですので太陽電池を導入して使用電力を抑えてやると単価の安い電気料金でいけるわけです。
 21()22日(金)は通常の授業ですが、本人はわからないかもしれませんが、学生さんのヒアリングなど向上しているのがうかがえました。あと1週間がんばればもっと向上していると思いますので、帰国後が楽しみです。頑張ってきてください。
 23()学生さんより一足早く帰国。来年も開講されると思いますので、今年行かなかったM1と来年大学院に進学する4年生の人は是非参加して下さい。