B&C
2007年11月26日

中沖先生、その他のみなさんこんにちは。ひょっとしたら11月後半、12月前半が留学生活の中で一番忙しい時期かも知れません。(というより風邪のせいでそう感じるのかも知れません。)来週はストローブ研究室で15分間くらいプレゼンテーションしなければなりません。さらにエクステンションでもプレゼンテーションしなければなりません…。意外にエクステンションは忙しかったです…。実験の方は頑張っております。しかし、UCディビスでできること、できないことがあり、できない部分は日本に居る藤川君を初め中沖研究室メンバーに任せるという形になっています。みなさんにはかなり迷惑をかける形となっております。しかし私の頼みごとを(多分…)嫌がらず行なってくれる仲間が日本に居て良かったなと最近つくづく思います。今度とも宜しくご鞭撻下さい。
現地の学生について
 今回はUC Davisの学生について報告したいと思います。まず、UCDの学生の勉強スタイルについて語ろうと思います。私は日本に居たときもディビスに居る今も、勉強するときはちゃんと図書館に行くかあるいは化学の実験室の机で「さて勉強しよう。」という気持ちになって勉強しています。しかし、ディビスの学生を見ていると、食堂、外のベンチ、芝生、バス停などあらゆる場所が勉強場所となっています。彼らはどこでもすぐ勉強する態勢を作れるのです。さらに近所のシアトルズ・ベスト・コーヒーもUCDの学生の勉強する場所と化しています。しかも彼らの表情は真剣です。このようなディビスの学生を見ていると、私ももっともっとあらゆる場所で勉強する態勢を作ってディビスの学生に負けないようにしなくてはならないと思いました。また、私の場合、どちらかと言うと、友達みんなで寄り集まって勉強できるタイプではなく例えば図書館の地下に籠もって一人で黙黙と勉強するタイプなのですが、ディビスの学生達を見ていると、友達等グループになって意見・考えを分かち合い勉強しているケースが多く見られます。これも素晴らしいなと感じました。ちなみに私は朝8時に学校に着くのですが、朝8時に既に学生の姿を結構見かけます。しかももくもくと勉強しています。もちろん勉強熱心な学生もいればそうでない学生もいるだろうと思いますが、噂どおり、アメリカの学生はよく勉強するのかなと思いました。
食事について
 食事は毎日健康に活動するためにかなり重要なものとなる。私の場合、朝昼夜全て食べなければならないタイプの人間なのでしっかり3食食べるようにしている。日本に居たときは家族が朝食を用意してくれていたが、ディビスではもちろん誰も用意してくれない。スーザン家にはシリアルがあるのだが、私はシリアルだけでは決して満足しない。そして私に朝食を準備する時間はない。仕方ないのでシリアルを皿いっぱい食べ、さらに学校に着いてから巨大チョコチップスコーンとホットコーヒー(約3ドル)を購入することにしている。しかし、これではお金がどんどんなくなっていくため、最近ではスーザン家でサンドイッチを2つ程作って学校に持っていくようにしている。昼食は学校の食堂を利用することが多いが、化学の建物の近くの食堂は、値段がとてつもなく高い。これは本当にシリアスな問題である。おなかいっぱい食べようと思ったら8ドルくらいかかる…。さすがに毎日そんなに払っていられないので、仕方なく安い「ハンバーガーとコーラ」のセット(5ドル)を頼む。おかげで最近8割くらいは「ハンバーガーとコーラ」を食べている気がする。しかし不思議と飽きない。むしろそれを求める身体になっている。夜食はスーザンさんが作ってくれたものを食べる。だいたい「肉+じゃがいも+野菜」+コーラの組み合わせが多い。その他、삼겹살やカレーライスやラーメン等を作ってくれる。美味しいけど、いずれも日本の味、食感とは異なる。来年日本に帰ったら、私の直属の先輩が「セルポア」「和食さと」に連れて行ってくれるというので楽しみである。
Point Reyesに行ったことについて
 もう、2週間前くらいの話になりますが、Extensionで知り合った台湾の友達等とポイントレイズという場所にハイキングしに行きました。(今思えば、このハイキングの前から現在に至るまでずっと風邪をひいている気がする。もう、今や風邪は友達恐くないという状態である。)とにかく風邪の中、ポイントレイズに行って来ました。ディビスから車を使って2時間くらいで、ポイントレイズに着きました。最初にBear Valley Visitor Center(案内所)を訪ねました。このとき既に風邪のせいか車に酔って疲れ果てていました。そこから確かChimney Rock(チムニーロック)という場所に向かったと思います。ここでアメリカの海岸を見ることが出来ました。日本の海を見ていると心が和むのですが、アメリカの海はなぜか孤独感みたいなものを感じました。自分が生きている不思議さを感じました。そんな壮大な海を見た後、私は満足し「さてそろそろディビスに帰るのかな。」と思ったのですが、ここから台湾人による地獄の3時間ハイキングが始まりました…。昼の2時にハイキングをスタートして、案内所に再び戻ってきたのが夕方5時過ぎでした。正直、しんどかったです。今年8月に敢行された「地獄の北村貞嗣京都観光」を彷彿させました。しかし今となればどちらも良い思い出です。