大学院新科目の調整にサンフランシスコに行きました。
2008118日−24

2008年度の夏休みに龍谷大学北米拠点(サンフランシスコ・バークレー)で大学院授業として開講される講義の調整に大柳先生、宮武先生とでサンフランシスコに行きました。18:55関空発の予定でしたが、理由はわかりませんが21:15発と大きく遅れていました。(フライト時間は9時間ちょっと)授業プログラムは8月後半の2週間、大学院学生が龍谷大学北米拠点で英語でのライティング、プレゼンの授業を受けるものです。授業はUCバークレー内にあるEnglish Studies Institute の英語教員の方にお願いすることになりますので、スケジュールなどの打ち合わせを行いました。お会いした3人の先生方の英語はクリアで非常にいい先生方ですので、学生の皆さんもとっつきやすいと思います。実際我々が打ち合わせをしていた時も龍大の語学プログラムで学生が授業を受けていました。月曜日から金曜日までは授業が予定されていますが、水曜日(2回)はベイエリアの企業訪問が予定されています。今回カリフォルニア州のエネルギー政策を担当している部署とコンサルティング会社を訪問しました。前者の担当の方は同志社大学に留学したことがある方で日本語を流暢に話されていました。カリフォルニアではエネルギーや環境問題に非常に関心が高く、州をあげて取り組んでいる感じがしました。1つの理由として数年前にカリフォルニアで起こった電力供給不足による大停電があるようです。このような取り組みのため電気代は何倍かに上がってきているそうですが、住民の意識が高いのか(高収入の人もたくさん住んでいるようですが)エネルギー環境問題を最優先しているという感じでした。また訪問先企業としてGooglewebの検索ページをよくみますね)が候補に挙がっています。私の知っている限りでは全米で最も仕事がしやすい環境を整えている会社に選ばれています。(全米でですのですごいと思います)勤務時間は厳しくなく、昼間でもテニスもOKですし、マッサージや食事も自由にできます。(すべて無料で!)最も成果を出さなければいけませんので、その分プレッシャーはかかるでしょうけどね。またUCデービスとブドウの改良などしていたことがあるということで、ワインで有名なナパバレーも訪問しましたが、現在はあまり大学との共同研究はしていないということでした。


龍谷大学北米拠点の建物

カリフォニア州の役所の建物
 あとは現地でホームステイを斡旋しているCanvas gateの青木さんと3件のホームステイ先を訪問しました。バークレーからBart(地下鉄)で30分ほどのところで空港に比較的近い方の家を訪問しました。青木さんの方針でホストファミリーは信頼がおけて、フレンドリー、面倒見がいい、アジア系という家です。(アジア系の家庭ですと英語が話せない苦労がわかってもらえるということでした。また食事の面も日本人には比較的いいようです。)訪問したファミリーはフィリピン系の方で非常にフレンドリーでしかもかなり裕福で高い教育を受けた方たちで、家の環境の良さにはびっくりしました。1件目は母親とUCバークレーの物理専攻の息子さんの家です。お母さんはかなりの教育ママという感じでしたが、息子さんは勉強ができてピアノ、バンドもでき、バークレーに行くほどの超エリートにも関わらず、好感のもてる学生さんでした。2階建ての家で下の部屋が借りられそうだということでした。2件目は比較的近いところでやはりフィリピン系の方の家を訪問しました。ここも裕福で2m*1mぐらいのものすごく大きなテレビが印象的でした。家は大きくて何人かが泊まれそうです。お嬢さんもUCを卒業されたエリートですが非常にフレンドリーでいい人です。さらには御兄弟が裏の家に住んでいて、庭から行き来できるんですが、ここもまたホストファミリーを引き受けていただくそうでやはりすごくきれいです。奥さんはbiochemistryを勉強したそうで、少しは共通の話題があるかもしれません。もし1人でホストファミリーのところに行くのは心細いという人には何人か固まって泊まれますのでいいと思います。(もちろん11部屋を貸してもらえます)ホームステイというと大丈夫かと心配する学生もいるかもしれませんが、私の見る限り非常にいい人たちでした。

ホストファミリーの玄関

リビング

学生用の部屋

今回は着いた日から4日間Canvas gateの青木さんが車で回っていただけたので、サンフランシスコ周辺(いわゆるベイエリア、またはシリコンバレーと呼ばれる)の地理が大分わかりました。いままで何回もサンフランシスコに来ていますが、いつもデービス直行かサンフランシスコのマーケット通りのところしか知りませんでした。青木さんの事務所のサンタクララ、ナパ、ゴールデンゲートブリッジ、フィッシャーマンズワーフ(車から見ただけですが)、サンフランシスコ市内各所を見て回れましたので、初めてサンフランシスコがわかったという感じになりました。やはり車があると行動範囲が広がりますね。
 この授業は大学院GPからのサポートを受けてますので、かなり格安で行けます。航空券の半額程度(10万円程度かな?)で英語の勉強ができますのでかなりお得です。(通常ですと50万とかかかるんじゃないでしょうか?)たぶんこのような機会は今後3年間はありますが、それ以降は通常料金ぐらいになるかもしれません。ですので、このタイミングで大学院に在学している学生さんはすごくラッキーですので是非行ってみてはどうでしょうか?思い切って自分の殻をやぶるいい機会になると思います。(大柳先生、宮武先生、私が引率する予定です)