UCデービスとのシンポジウムに学生とサンフランシスコに行きました。
2007年10月29日−11月2日

 毎年恒例のUCデービスでのシンポジウムに参加しました。これでこのシンポジウム参加は3年連続で、UCデービスには5回目の訪問となります。しかし今回は留学中の山下君がいることと、研究室の学生(中杉君、藤川君、西澤君、大熨君、後藤さん、藤原さん)を同伴したことがこれまでと大きく異なります。山下君も元気そうですし、ホストファミリーもいい人でよかったと思います。研究室の学生も大半がアメリカが初めてとのことでしたが、片言の英語でもコミュニケーションをしていたのでそれなりに楽しめたのではないでしょうか。山下君はあと3か月ありますので、頑張ってきてください。

(参加した学生へ:コメント(長くても可)と写真10から20枚ぐらい(解像度を落としてください)を送ってください。特に今回は皆さんに写真を任せたのであまりとっていませんのでいっぱい載せてください!))

1029日:サンフランシスコ行き夕方635分発でしたので、3年生の授業をしてから空港に向かいました。今回は大学院GPからの予算があるためビジネスクラスで行くことができました。教員は大柳先生、宮武先生、糟野先生と私で4人の参加です。山下君のホストファミリーから夕食を招待されていますので、ホストファミリーの人へのお土産を関空で買って(扇子、人形など)飛行機に乗り込みました。これまでの機体は777でしたが、サンフランシスコ線が込み合っているらしく、10月から747のジャンボに変わったようです。今回のビジネス席は2階でした。さすがにジャンボは大きい!フライト時間は9時間弱でした。
 日付変更線を越えていますので、
29日のお昼12時前にサンフランシスコに着きました。ここからは教員グループと分かれてBART6.15ドル)とAMTRAK17ドル)を乗り継いでデービスに行きました。AMTRAK1時間から1時間30分に1本しかないので、今回は乗り継ぎが悪くRichmond1時間ほど時間をつぶさなければなりませんでした。(大柳先生らはサクラメントへの飛行機が飛ばなくて530分ごろデービス着いたそうです)我々は430分ごろホテルに着いたあと7時に山下君のホストファミリーが車2台でホテルまで迎えに来ていただき、家に向かいました。歩くと少し距離があると思われますが、車で行けばそんなにかかりませんでした。典型的な閑静なアメリカの家という感じで、大きな家と裏庭にはプールがありました。ホストファミリーも親切な方たちで、特に奥さんのスーザンさんには色々気を使っていただきました。たまたまのようですが、旦那さんのジェフのお母さんとお兄さんがペンシルバニアから来ていました。お母さんは初めてデービスに来てしかもスーザンさんとは初めて会ったと言っていました。(こんなタイミングの時に家に呼ばれてもいいのかと思ったりしましたが)料理はパスタやお菓子などで量が結構あり、さすがアメリカという感じでした。家には山下君以外にも日本人1人と韓国人1人がホームステイしていました。とにかく親日家ですし、親切でアットホームな家ですので、これからデービスに留学する人たちにはいいホームステイ先になると思います。

1030日:日本から行った学生のUCデービスの案内は山下君に任せて、私はMunir先生の所に挨拶にいき、そのあと2時からストローブ先生とのディスカッションをしました。山下君を含めて少人数で行おうかと思っていたのですが、セミナー室をとっていただいていたので学生全員と、さらにはストローブ先生の所にvisiting scientistとして台湾から来られているChiu先生を含めて1時間ほどミーティングをしました。Chiu先生と山下君がペアを組んで研究課題に当たるということで山下君にとってはちょうど良かったようです。しかもストローブ先生の所の滞在期間がちょうど同じで今年9月から来年1月ということでした。データは少し出かけているようで今後が楽しみな感じです。
 330分からはAnnual meetingでいつもの会場で行い、龍谷からの4人の教員が研究紹介を行いました。デービスの学生を含めて30人ほどに集まっていただけました。またストローブ先生も来ていただけていくつか質問もしていただけましたが、お嬢さんのピアノの練習に連れていかなければならないので5時前には会場を出られました。終了後はSushi & Sake Partyで日本食とアルコールで懇親会となりました。山下君の面倒を見ていただいているということから台湾からのChiu先生と結構長い時間話をしていました。Chiu先生は年配の女性研究者で話し方も穏やかで非常にいい先生です。しかし台湾では一番の国立台湾大学の教授ということで研究は第一線でかなりやられているようです。PHDの学生が9人いて大変だし、修士学生もけっこう台湾に残してきたらしく電子メールで研究のことを報告させているようです。(しかし何人かは報告もしてこないとぼやいていましたが・・)サバチカルで来られているので本来1年は滞在できるのですが、忙しいため半年にしたそうです。デービスに来たのはStroeve先生の研究テーマに興味があったということとお嬢さんがデービスで物理のPHDコースに行くからだと言っていました。同じ時期にアメリカに来たけど娘の英語は急速に進歩して時々わからないことがあると言っていました。来年IUPAC MACROが台湾でありますね、と言うと台湾大学がホスト役でChiu先生も関与されているらしく来年はぜひ台湾に来るように誘われました。研究室の院生で誰か一緒に台湾に行きませんか?パーティーの後は学生とホテルの近くのレストランで軽くコーヒーなどを飲みましたが、そこのウエイトレスさんが陽気な人で後藤さんのキャラと似ているのが印象的でした。そういえばこのアメリカ滞在を通して後藤さんキャラの人が多かったように感じましたが・・・。(ちなみに糟野先生のキャラともにてますね。乗り物ではすぐ寝るし、リスは追っかけるし。)

1031日:朝10時からMunir先生を含めて学部長のLevanie先生を訪問しました。5分前に部屋に行ったのですが、前学部長のMunir先生と一緒でさえ時間ちょうどまで部屋の前で待たされました。忙しい学部長の時間管理はきっちり秘書の方がされています。いつものように写真を撮って15分ほどで退室しました。これでオフィシャルな仕事は終わりで昼ごろにかけて学生とデービス内にあるゲームセンター(ほとんど日本のゲームのようです)で時間をつぶしました。荷物のピックアップにホテルに戻りましたが、この日はハロウィンでホテルのフロントの女性も羽をつけて仮装していて、皆で記念写真も撮って来ました。駅に行くまでも小さい子供が仮装していてハロウィンの雰囲気が十分にわかりました。(ニューヨーク滞在中はあまり感じなかったのですが)

 225分デービス発のAMTRAKBARTを乗り継いでサンフランシスコの繁華街であるPowell通りにあるチャンセラーホテルに移動しました。田舎町のデービスから大都会のサンフランシスコに移動しましたので学生は面食らったようでした。まあデービスと違って人は多いですね。ここでは通りを歩く大人も仮装している人が目立ちました。夜はホテル近くのアメリカ料理の店に行きましたが、16ドルのNYスタイルステーキはなかなかボリュームがありました。(少し固かったですが)ここでも店員さんが仮装していて学生は写真を撮っていました。ちょうど田舎と都会のハロウィンを見ることができたのですが、都会は大人が楽しんでいるという感じでした。しかしホテルに帰ってテレビを見ていると去年のハロウィンではマーケット通りで発砲事件があり9人がけがをしているし、過去にも何回か事件が起きているようです。ハロウィンの日を狙ってサンフランシスコに来たわけではないのですが、そういう危ない情報を事前に聞いていたら滞在を避けていたかもしれませんね。とにかく皆無事でよかったです。
 111日:私は帰国で、学生は別行動で観光したあと一日遅れで帰国します。ホテルを出てパウエル通りを歩いて下って行くとケーブルカー乗り場がありますが、そのあたりから後藤さんが走ってくるのでびっくりしました。(日本にいるみたいでした!)ちょうど観光の出発と私の搭乗の時間が同じだったようです。写真を何枚か撮って私は空港に向かいました。学生の皆さん気をつけて帰ってきてください。空港ではユナイテッドのチェックインカウンターがものすごく混んでいましたが、今回はビジネスなので数人待つだけでチェックイン完了です。ありがたいことです。学生がビジネスの食事はどうかと言っていたので写真を撮りました。前菜がでてメイン、デザートとなります。味も結構よくて、私はビジネスに乗るときは食事が楽しみです。帰りは偏西風の影響で12時間近くかかって大阪に帰って来ました。