報告4
2006年9月30日

研究は月曜日の210分からストローブ先生と打ち合わせを行う予定である。しかしながら、あまり進んでいないので現在焦りはじめています。アメリカの院生はいろいろとやることがたくさんあり、忙しいようだ。実験のイメージは完全に出来上がっているのでさらにストレスがたまり始めています。エクステンションセンターと本当に両立できるのか少し不安である。

 しかし、こうして落ち込んだ日に運よく、夜8時から柔道の練習があるのでそれでストレスを解消してやろうと練習前にダウンタウンのTaco Bellに行き、ディナーを取った。ディナーを食べて店を出ると今回も前回と同様「Excuse me.  Please give me your change??」とスペイン語なまりがある英語で話しかけてきたホームレスがいた。この前は無視したが、今回はかわいそうに思えたのと、ポケットにいらない1セントや5セントコインがジャラジャラ入っていてうっとうしかったので「Here is my change.  Is this OK??」と言って釣りを渡したら「Thank you!」と言われた。デービスにもホームレスがいるのだなと思った。アメリカの大学生はこうなりたくないからみんなよく勉強するのかな??柔道部の連中も確かにみんなよく勉強しているなあ。日本とは大違いだ。

 そんなことをしていたら携帯電話に電話が。Kevinからだ。家まで迎えに行かないでいいかと言う内容であった。毎回、心配してくれてありがとう。Kevinはアメリカ人で悩みを打ち明けられる数少ない友達であり、戦友である。(英語で悩みを打ち明けるのは少し疲れるが。)でも、大学の近くなので断りましたが。着替えを済ませ、柔道の練習場に行ってみたら、柔道部に新入生が見学に来ていた。そうか、アメリカは9月スタートか。みんな若そうだ。そして練習に入ったのであるが、突然先生から「新入生に技のかけ方を指導しろ。」という命令が出たので、つたない英語で指導をおこなった。そのせいで、その新入生は俺に興味をもってくれたらしく、練習後に柔道に対しての心構えなどを俺に質問してきた。何とか、脳みそに詰まっている知識を搾り出して説明はできたが、かなり疲れた。後、新入生に「アメリカ人のクオターか??」と聞かれました。確かに私の母親はカザフスタンあたりにいそうな濃い顔をしてますがそのせいでしょうか??確かに、デービスで白人の人によく道を聞かれたり、ひどい時は部に勧誘されたりします。(中国人は全然勧誘されてないのに。)私って少し特徴的な顔に見えますか??練習後、柔道部の連中が練習後ディナーに誘ってくれたのでSenseiの車でKevinの家に連れて行ってもらった。それで10人くらいで深夜3時くらいまでドンちゃん騒ぎをしました。そんなに英語がうまくない日本人を誘ってくれるのには毎日感激しています。後、Kevinは次の日、午前8時から授業があるのに私を家まで車で送り届けてくれた。なんていい奴だ。Kevinとは何かと体作りのことや、食生活のことについてよく話すので英会話の上達に一役買っているだけでなく、すばらしい戦友である。

 昨日、遅くまでドンちゃん騒ぎをしていたせいか、朝、830分から始まるオリエンテーションはきつかった。先程、オリエンテーションに参加してきたのであるが、日本人多すぎ。恐らく、法政大学、札幌学院大学辺りの学生であろう。日本語が聞けて少しうれしかったです。しかしながら、あの輪にはなじめないと思います。なぜなら、彼らは日本人だけで固まり、日本語しか話さないからです。私は、デービスにきて1週間位孤独で日本語使いたくても使えず、打ち合わせも全部つたないですが英語で解決してきました。(勿論、中沖先生をはじめいろいろな先生の協力あってのことですが)同じクラスになったら話すでしょうが、休日などは柔道部の連中や台湾人の友達と過ごした方が自分のためになるような気がします。しかしながら、正しい英語を学んだりできるので楽しみです。デービスに来て柔道部、研究室などでアメリカの人々と直接的に関わり、いろいろと話したりしたためか、日本人のみで固まっている大学生がすごく頼りなく見えてしまうのは私だけでしょうか??

追伸 同じホームスティでエクステンションセンターの一緒の台湾人男性の陳c睿さん(チャン・リーレイ)と仲良くなりました。お昼は一緒に食べますし、メチャクチャよくお互いはなします。(勿論英語)リーレイさんも最初は英語を話す時に言葉が出てこなくてこまっているようでしたが、俺と話すことで英語を話すことが楽しくなったらしいです。同じようなレベルなのでリラックスできるのではないかと思いますがうれしく思います。今度、時間があればお互い野球が好きなので一緒にシアトルマリナーズの試合を見に行く予定です。リーレイさん、絶対共に英会話もっとうまくなってどうでもいいことを長々と話せるようになりましょう。私の考えでは英語を話す時、少しの間違いは気にせずにとにかく日本語が話せない相手に話しかけることです。私は、柔道部(日本人はいませんが)においてそうすることでパーティーに呼んでもらえ、遊びに連れて行ってくれる友達に出会えたと思います。まだ、9月の終わりであるのにも関わらず、たくさんの海外の友達ができたのですごくうれしいです。