科技研プロジェクトでUCデービスとの交流を深めるという目的と、来年度今村君がお世話になれる研究室を探すという目的でUCデービスを訪問した。
3月5日
去年11月と同様夕方4:55発のユナイテッドのサンフランシスコ行きに搭乗。時期的に少しはすいているかと思ったが結構混んでいて、ほぼ満席だった。サンフランシスコの空港にはほぼ定刻の9時に着いたが、サクラメント行きが遅れていて11:15発の予定が12:35になった。空港では何もすることがないので暇だったが、ちょうどお昼時でもあったので前回同様、クラムチャウダースープを食べた。アメリカではこのスープが何といってもおいしい。飛行機は遅れに遅れて12:45から搭乗開始。サクラメント空港に着いたのが13:30ごろ。フライト時間は短いけど予定よりだいぶ遅くなった。空港からデービスへはタクシーで向かったが、相変わらず何もない畑の中をただ走るだけという感じだ。タクシーの運転手が今度は珍しくラオス出身と言っていた。もう20年以上アメリカにいると言っていた。タクシー代はおよそ50ドル。ホテルは今回もBest
Western University Lodgeで大学に近いし、設備も結構整っているので快適である。しかも今回は無線LANの使えるパソコンを持ってきているので、メールのチェックやWebが見ることができるので便利だ。
3月6日
9時30分からProf..Stroeveと話をした。ナノ粒子や多孔質膜の研究で、たくさんの論文と著書がある。研究テーマは少し我々とは違うが、AFMなどたくさんの実験装置が使えそうである。授業があるということで10時に話を終えて事務のDonnaさんのところへ。事務的な手続きを聞き、ビザの関係などから4月までに書類を整えるようにということであった。また10週間英語クラスは9月28日から12月8日までで2645ドルということである。今村君用意しておいてください。また12月から1月にかけてのホリデーシーズンは事務も閑散とするので承知しておいてくれとのことである。11時からはAssist.Prof.のFallerと会った。まだ若い助手で高分子溶液などのコンピュータシュミレーションを研究テーマにしている。ドイツのMax Plankに居たようでドイツ人かと思ったがあとで他の人から聞くとアラブだと言っていた。テーマ的にはゲル化メカニズムやゲルの架橋点構造の研究で共同研究ができる可能性を感じた。しかし今村君をはじめ研究室のメンバーは基本的にコンピュータが苦手なのでFallerに頼むのはきつい感じがした。しかしこれまでも日本人は受け入れたことがあるようで、英語に問題があるといったら承知していると言っていた。まあとにかくProf.Stroeveにスーパーバイザーを頼んで、実験サポートをしてもらいながらFallerのコンピュータシュミレーションを手伝えないかという感じだ。期間も短いのであまりたくさんのことは無理かもしれないが、今後の共同研究や研究室の後輩が来ることを考えると今村君にはがんばってもらいたいものだ。
去年11月に訪問したときはProf.Munierは腰を痛めていて動けないということだったが、今は元気になられていて、大柳先生と夕食を食べに行くことになった。デービスにはいいところがないようで車で30分ぐらいでとなり(?)町のWintersのステーキハウス(このあたりでは有名らしくBuchhornという店で2年前に和田先生らも来られたとのことである)に行った。途中は例によって畑ばかりで何もなかった。店は以前はホテルだったらしく感じのいいところで、ステーキも日本に比べて分厚く十分納得のいくものだった。Mnier先生はここ数年でいくつもの学会賞などを得られていて、非常に有名な先生だが気さくな方で楽しい時間をすごすことができた。
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