環太平洋国際会議(Pacif Chem)に参加しました。
1215日−21

 太平洋を取り巻く国が主催する環太平洋国際会議がハワイ・ホノルルであった。この国際会議は5年おきに開催され、私自身は1995年、2000年についで3回目の参加である。前回の2000年はちょうど長期研究員でニューヨーク滞在中だったので、ニューアーク空港からコンチネンタルで往復した。前回は堀井先生がセッションをオーガナイズしていたので口頭発表だったが、今回は研究室の学生さん4人によるポスター発表のみにした。ちょうどハワイはアメリカとはいえ、かなり日本語が通じるので国際学会初心者向けである。海外で発表することは自信にもつながるのと、視野が世界に広がると思いますので参加した学生さんが今後大きく飛躍することを期待しています。

     
    カラカウア通り

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 午後730分発のユナイテッドで出発。日本は急に寒くなったがハワイは20℃半ばなので、このギャップは大きい。11月にカリフォルニアに行ったときと同様、今回も座席はエコノミープラスで膝のところ空間が広くて快適であった。機内では離陸後に食事がでて少し寝たところですぐに軽食となった。行きは季節風にも乗って飛行時間が短く6時間少しでホノルル到着。やはりハワイは暖かい!暑すぎもせず、ちょうどいいところだ。入国審査では、やはり左右の人差し指の諮問と顔写真をとられたが、日本人の多い観光地のせいかフレンドリーに感じた。
 空港からはバスでワイキキのホテルへ。(8ドル)ほぼ満席の各希望のホテルに寄っていくので結構時間がかかった。今回は以前から泊まってみたいと思っていたシェラトン・モアナ・サーフライダーでカラカウア通りからは宮殿のように見えるワイキキでは最も古く由緒あるホテルだ。20世紀初めにできて100年以上の歴史があるらしく、以前は中庭でラジオ放送のスタジオがあり、ハワイアン音楽が全世界に流されたそうである。朝9時ごろでチェックイン時間には早すぎたが、部屋が空いているということで入れてもらえた。本館の6階で窓枠なども木造でなかなか雰囲気がいい。

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 朝8時から学生のポスター発表がマリオットホテルであった。日本ではありえないが国際学会では朝8時からや夜10時までというのもけっこうある。会場は分かりにくい上にテント張りの特設会場でどれだけ人が来るかわからないような設定に感じた。朝早くて誰も聞いてくれないかと思ったが各学生あたり最低1人は聞きにきてくれたようだ。質問者が日本人であったが英語で話していただき学生のいい練習になったと思います。英語で質問していただいた方には感謝します。
 朝10時に終わり、あとは青井先生も含めて昼ごはんを近くのレストランでとった。皆さんハワイで有名なロコモコ(ご飯の上にハンバーグ、目玉焼きをのせたもの)を注文していました。

 ハワイは4回目なので、特に見たいものもないので、このあとは学会発表を聞いたりホテルで日本でやり残した仕事をしていた。(雑用がないのでかなりかたづきました!山下君のPVAの論文を早く出したいものです)またカラカウア通りで、ブダペストに次いでまたNYポリテク大の岡本先生にばったりお会いしてびっくりしたりした。
 今回食べた夕食で印象に残ったのはロイヤルハワイアンにあるシーフードの店で活ロブスターを生で見せてくれてこれからボイルするといってでてきた料理だ。少し高めではあるが(
50ドル弱)、めったに食べられないのでお勧めである。食後は店の前に行列ができていた。ロブスターとイセエビの違いはロブスターははさみが大きくかにお仲間らしいがイセエビはえびの仲間らしいとO来さんが得意気に話していたそうです。本当でしょうか
 前回も感じたことだが、ワイキキはほとんど日本語が通じる。英語を練習しようと思ってくると拍子抜けするだろう。どこに行っても英語と日本語が併記されていて、案内の人やレストランの人も最低限かたことの日本語は使えるようだ。地元の新聞を見ているとアメリカ本土からの観光客が40万人ぐらいなのに対し日本人観光客は12-13万人らしいので3,4人に1人は日本人観光客ということになる。パリではかなり中国人観光客が増えていたように思うので、そのうちハワイも中国人観光客が多くなるときが来るかもしれない。
 行きのフライト時間が6時間ちょっとだったのに対し帰りは向かい風のため10時間かかった。機内のモニターを見ていると向かい風が約200km/hぐらいで猛烈な風が吹いている。そのせいで調子がいいときは時速1000km以上でるのが時速700kmとかなり抑えられている。