大学院理工学研究科物質化学専攻2年の小川颯太くん(藤原研究室)が第35回DV-Xα研究会(9月7日~8日、中村記念館@九州工業大学戸畑キャンパス)にてオーラル発表を行い、優秀発表賞を受賞されました。
おめでとうございます。
発表題目は、「配位ドナーの異なる平面四配位型シッフ塩基錯体のX線光電子スペクトルとDV-Xa分子軌道計算」です。
多くの金属錯体を合成し、それらの赤外線吸収(IR)スペクトルとX線光電子(XPS)スペクトルの測定を行いました。
そして、分子軌道計算によって得られた結果を用いて、それぞれの金属錯体の電子状態を明らかにするとともに、電子状態とIRおよびXPSスペクトルのピーク位置が強く相関していることを示しました。
すべての審査員の方々より高い評価をいただいたそうです。
※DV-Xα研究会は、DV-Xα法を用いた分子軌道計算により、原子・分子・クラスター・固体・超分子・生体分子・金属・セラミックス・半導体・金属錯体などの電子状態の理論的研究、分光学研究および材料設計等に関する学術発表と討論を行うものです。