私たちの研究室では、有機合成化学の力を駆使し、新しい光機能材料の開発を行っています。 メインの研究テーマは、光によりリバーシブル(可逆的)に性質を変える光応答材料です。 研究の対象は有機分子、結晶、液晶、ゲル、超分子、高分子など広範な物質群に及びます。 我々は、フォトクロミック化合物と呼ばれる光で色がリバーシブルに変わる色素の研究を行ってきましたが、 現在は表面の濡れ性、細胞接着性、結晶成長等をも光で制御する新しい光機能システムの開発を行っています。 ハスの葉やバラの花びらなど特異な表面構造を真似ることで同様の表面機能の再現に成功しました。それを一歩進めて、 ハスの葉のダブルラフネス構造を再現し、水滴を弾き返す優れた表面特性を再現しました。 また、ホウセンカの実が種を弾き飛ばすメカニズムをまねて、光を照射すると内容物を 弾き飛ばす中空結晶の作成にも成功しました。 このように、いろいろな生体組織の構造を理解し、それを人工的なシステムに置き換えた光応答機能をもつ材料の開発研究に取り組んでいます。 学生諸君には、若い時代に自分自身のレベルアップに努め、一つの目標として「自分の名前を世界の図書館に刻む」よう世界のトップジャーナルへの投稿を勧めています。


新着情報

  • カウンタを変更いたしました。カウントは2013年8月からの数値です。(2014.12.22 )
  • ウェブサイトを更新いたしました。(2017.10.11)
  • 内田先生がオランダ・フローニンゲンで11月19-22日に開催されるMolecular Machines Nobel Prize Conferenceで講演されます。(2017.10.11)
  • 光照射で内容物を放出する中空結晶開発の研究成果(Angew. Chem. Inter. Ed.誌掲載)が、2017年9月30日(土)付のChemsitryViewsで紹介されました。(2017.10.10)
  • オランダ、Twente大学の Federico Lancia 博士の講演会を9月18日(月)15:20-16:20 に 1号館107室にて開催しました。
    演題「Light-induced mechanical adaptability in liquid crystal networks」
    講演会の後、新しく配属された三年生を交え、懇親会を行いました。(2017.9.18)
  • オランダ、Groningen大学で昨年ノーベル化学賞を受賞した Ben L. Feringa教授の受賞祝賀会と研究室の同窓会が9月13, 14日、フローニンゲン大学で開催され、フェリンガ研にかつて在籍し、現在、大学で活躍中の同窓生による国際シンポジウムが行われました。(2017.9.13)
  • 光照射で内容物を放出する中空結晶開発の研究成果(Angew. Chem. Inter. Ed.誌掲載)が、2017年9月9日(土)付の京都新聞朝刊で紹介されました。
    また、京都KBS放送の9月11日(月)11:55〜12:00の京都新聞ニュースでも「種を弾き飛ばすホウセンカの実を模倣した光照射で内容物を弾き飛ばす中空結晶システムの開発」として紹介されました。(2017.9.12)
  • この内容は、中空結晶の測定(X線構造解析)を行った大型放射光施設 SPring 8のホームページにも公開されています(2017.9.8)
  • 波多野絵理さん の立教大学 森本先生との共同研究の論文がドイツ化学会のAngew. Chem. Int. Ed. 誌にHot Paperとして掲載されました。(2017.8.31)
  • オランダ、フローニンゲン大学 Wesley R. Browne 教授講演会
    演題「Photo- and Electrochemical Molecular Switching: Mechanisms and the non-innocence of spectroscopic techniques」
    7月24日(月)15:20-16:50 1号館107室にて上記講演会を開催します。皆様の参加をお待ちしております。日本語の詳しい案内は、以下の日本語案内をクリックください。(日本語案内)(2017.7.19 )
  • 化学7月号の最新のトピック欄に横島先生と内田の共同執筆で分子集合体のフォトクロミズム研究の紹介記事が掲載されました。(2017.6.13)
  • 内田先生が分子・物質合成プラットフォーム主催自然の力でものづくりするフロントランナーたち(PDF) 講演会日時:6月2日(金)、場所:科学技術振興機構 (JST) で「自然は天才設計士 〜生物の表面の不思議〜」の演題で、さらに 夢ナビライブ2017日時:6月17日(土)、場所:インテック大阪で「ハスの葉やカタツムリから学ぶものづくり」 の演題で依頼講演されます。(2017.5.18)
  • 富樫晃典 君、大石尚輝 君、長谷川源和 君 の研究論文がアメリカ化学会のOrg. Lett. 誌にアクセプトされました。(2017.5.15)