高分子研究発表会(神戸)に参加しました。 2025年7月18日 |
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高分子研究発表会(神戸)に参加しました。今年は会場がポートアイランドの国際会議場になりましたが、会場のスペースが広くて、以前よりゆったりした感じです。 今回は高分子年次大会がオンラインになったことから例年ですとM2の口頭発表だけなのですがM1のポスター発表も行いました。神戸でのポスター発表が初めてでしたので張り付けてからずっと持ち場を離れない方が良かったようにも思いました。 (今回の発表) 【口頭】 1) ナノポアを持つシンジオタクチックポリスチレンを用いた1-プロパノール水溶液中のプロパノールの取り込み量およびメカニズム (龍谷大先端理工) 〇藤原大輝・中沖隆彦 2) ポリヒドロキシブチレートのゲル化プロセスにより制御されたビーズの作製 (龍谷大院先端理工) 〇新井涼太・中沖隆彦 3) R. eutrophaを用いたP3HAブロック共重合体の生合成における第一ブロックの分子量減少と第二ブロックの分子量増大速度 (龍谷大学院先端理工) 〇矢下廉・中沖隆彦 4) R.eutrophaによるPolyhydroxyalkanoateの合成時のβ酸化プロセスの検討 (龍谷大院先端理工) 〇恒川愛乃・中沖隆彦 【ポスター】 1) 異なる比率の混合炭素源を用いたR.eutrophaによるポリ(ヒドロキシアルカノエート)の生合成における優先的に代謝される炭素源 (龍谷大院先端理工) 〇廣田真優・中沖隆彦 2) 低分子量ポリ(L-乳酸)の多孔質粒子の作製と分子構造 (龍谷大院先端理工) 〇土屋航大・中沖隆彦 3) δ型シンジオタクチックポリスチレンによるエタノールの取り込みにおけるアセトンの添加効果 (龍谷大院先端理工) 〇渡辺紫陽吾・中沖隆彦 4) ポリ(3-ヒドロキシブチレート-co-3-ヒドロキシヘキサノエート)ゲルの融解挙動と高次構造 (龍谷大院先端理工) 〇北村卓也・中沖隆彦 (学生の感想) 藤原:発表はスムーズにできましたが、発表時間が余ってしまったのが課題だと思いました。質疑応答も問題なかったので、これからは研究の質、内容を高めたいと思います。 新井:口頭発表は2回目で発表自体は緊張することなく上手くできたと思います。しかし、質疑応答では自分の実験をなかなか理解してもらえなかったので、より分かりやすく説明する力が足りていないなと感じました。なので、単に実験を進めていくことも大切ですが、何か現象が起こる理由を考えながら人に説明できるように理解することも大切だと感じました。 矢下:今回で二度目の口頭発表だったため、あまり緊張せずに発表を終えることができました。一方で、予想外の質問にうまく答えることができなかったため、今後はさらに勉学に励み、質問への対応力を高めていきたいと思います。 恒川:初めての口頭発表だったこともあり、かなり緊張してしまい、練習通りに発表することができませんでした。質問については、想定していた内容でしたが、うまく答えることができず、曖昧な回答になってしまいました。今後は質問への対応力を高めるためにも、自分の研究に対する理解をさらに深めていきたいと考えています。 土屋:前期の学会3連続のラストにして、初めての日本語のポスターということもあり、かなりリラックスして臨むことができました。聞きに来てくれた方は毎度のことながら、私がポリ乳酸を扱っているため比較的盛況で、同じM1の学生さんと議論を交わすことができました。今回、教授の方はお見えにならず、学生がメインであったため、良い刺激をもらうことができたと感じております。 北村:ポスター発表させて頂きましたが、繊維学会で経験したこともあり特に緊張せず、質疑でもしっかり応答することができました。他のポスター発表にも聴きに行きましたが、レベルが高く専門性をよりもっと身につける必要あると感じました。 渡辺:国際学会で英語での発表を経験したことで、自信を持ってポスター発表に臨むことができました。実際にポスターを聞きに来てくれた人はいませんでしたが、しっかり準備をして質問を想定して動くことができたのでこの経験を今後の学会にも活かしていきたいです。 廣田:別の学会で口頭発表や英語でのポスター発表を行ったことから、今までの学会よりかは余裕をもってポスター発表をすることができました。一人学生の方が聞きに来られましたが、今まで発表したものと少し違った内容であり、スムーズに全体説明をすることができなく練習が足りなかったと感じたので、十分準備をしていく必要があると思いました。 白井:今回はほかの人の発表を聞きに行かせてもらいましたが、来年の学会のイメージができ、研究に対する意欲がわきました。またポスターに関しては他大学の方の説明を聞いて回りましたが、自分の知らない現象などがあり、まだまだ勉強不足であると感じました。 |
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