高分子年次大会が仙台国際センターでありました。
2024年6月5,6日
 
  高分子年次大会が仙台国際センターでありました。来年から年次大会はオンラインになるということで会場での発表は今年が最後になります。仙台では2本目の地下鉄ができていて、仙台駅からは直接仙台国際センターに行くことができました。
 仙台城(青葉城)のとなりだったのでお昼に山のトップまで行ってみました。
(今回の発表)
1)P. putidaを用いて生合成した側鎖に二重結合を有するmcl-ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)のエポキシ化とその物性 〇川本智己, 中沖隆彦
2)シンジオタクチックポリスチレンのナノポアフィルムを用いたブタノール/アセトン混合水溶液からブタノールの取り込み 〇宮内嶺、中沖隆彦
3)微生物P. putidaによるノナン酸とデカン酸でのP3HAブロック共重合体の生合成と各ブロック分子量変化速度 ○西村天真、中沖隆彦
4)R.eutrophaを用いたP3HB-b-P3HBVの生合成における各ブロックの分子量の培養時間依存性 〇矢下廉、中沖隆彦
5)生分解性ポリ(3-ヒドロキシブチレート)のゲル化とその融解挙動および分子構造
6)ナノポアを持つシンジオタクチックポリスチレンを用いた 1-および2-プロパノールの取り込みの比較 龍谷大院理工藤原大暉、中沖隆彦
(学生の感想)
川本:今回は4度目のポスター発表ということでそこまでは緊張しませんでした。発表では学生や企業の方が5人程度聞きに来ていただいて、エポキシ化したP3HAの合成と用途についての質問を頂きました。ポスターなどまだまだ改善する点が多くあるので、討論会では修正して完璧な発表を目指したいと思います。
宮内:今回のポスター発表では計6人の方に来ていただきました。自身の研究の課題として残っている部分について多くの意見をいただくことができたので、今後の研究に活かして討論会ではより良い発表になるように努めていきたいと思います。
西村:今回の年次大会では以前よりも人が多い印象があり、ポスターを見に来られた方も3人と以前よりも多かったです。質問としては基礎的な点が多かったです。データのばらつきが大きかったためもう少しデータを集めて正確な消費と重合速度を定量しようと思います。
矢下:初めてのポスター発表でしたがあまり緊張せずに臨めました。発表は3人の方に来ていただきました。酵素についての質問をいただきましたが、うまく受け答えできなかったので勉学に励みたいと思います。他のポスター発表や企業との話も自分のためになることばかりでした。
新井:初めての学会発表だったので直前までは緊張していましたが発表を始めるとそこまで緊張することなく発表できました。発表を聞きに来てくれた方々の中には企業の方もいて自分の研究に興味を持ってもらえたのだと考えると実験をやってきてよかったなと思いました。また、学会に出ると他の人から意見をもらえて自分の知識にもなるし実験にも応用できるので良い経験になったと思います。
藤原:発表に関してはスムーズにできましたが、質疑応答の際にポスターの表現に問題があることがわかりました。また、他の発表を聞いていた際に知識が足りないなと思いました。