M2の折内君のアメリカ・オハイオ州立大学アクロン校報告
2023年9月~ 
Last week…
2024年1月28日 

こんにちは、ついにアメリカ最終週を迎えてしまった折内です。

私が感じたアクロン周辺の気候の特徴として1週間ごとに気候が変わるようなのですが、1/14-1/22がとんでもなく寒い一週間となっていました。この1週間は0℃を上回ることはなく、常に氷点下で登校時などは-10℃前後となり鼻から深呼吸すると痛くなります。風もかなり強いせいで体感温度は-20℃ほどらしいです。特に1/19winter stormで大学の授業は休講らしいです。(研究室はもちろん通常営業)おかげで雪はかなりサラサラしたパウダースノーで雪玉にしようにも固まってくれず崩れてしまいます。この雪はミネソタ州からニューヨーク州にかけて存在するいわゆる五大湖に由来し、地域一帯にLake-effect snow(湖水効果雪)と呼ばれる北からの冷たい風を受けて湖から水蒸気が供給され、五大湖沿岸にスノーベルトと呼ばれる特有の豪雪地帯が生まれるようです。オハイオ州はスノーベルトから外れていますがそれでも気温や降雪などの気候に影響を与えているようです。ちなみにいわゆる五大湖で最も面積の小さいオンタリオ湖(ナイアガラの滝はここと西のエリー湖の間にあります)でさえ四国4県の合計と同じくらいの面積だそうです。(最大面積のスペリオル湖は北海道より大きい)というわけで歴史的に湖岸の工業化の発展(有名どころだとデトロイトなど)を支えてきた湖達は気候にも多大な影響を与えているようです。1/18にはアメリカ五大オーケストラに数えられるThe Cleveland Orchestraの公演にクラシックをよく聞くPh.DZhengが誘ってくれました。彼は月一くらいで公演を聞きに行くらしいです。この日はプロコフィエフ交響曲第2番と第5番でした。クラシックは詳しくないものの、楽器には興味があり、世界的に有名なオーケストラが聞けるということならぜひということで同行しました。会場の外観の写真を載せておきます。私はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を幼少期に幼稚園の鼓笛隊として鍵盤ハーモニカで演奏したことがあり、本物のオーケストラによるクラシックというものに少し興味がありました。演奏が始まると素人の私でもわかるくらいに音が揃っています。それは動きにも表れていて、遠目ではありますが例えば最も奏者の多いヴァイオリン奏者の腕の角度がそろっていたり、金管楽器のトロンボーンではトロンボーン特有のスライドさせるやつの動きがそろっているのが分かりました。音の抑揚や強弱に心を揺さぶられるような感動を覚えました。ナイアガラの滝よりも大きな衝撃を受けたかもしれません。非常に感銘を受けました。目と耳で楽しむの意味が分かった気がします。また、1/26には私のFarewell partyとしてFlemingという有名なステーキハウスにMiyoshiグループの皆で行ってきました。格式高いらしいのでさすがにスーツを着ていきました。とんでもないサイズと完璧な焼き具合のステーキでした。前菜や食後のデザートも素晴らしく、久しぶりに容量の限界まで食べた気がします。終わりが近づいているのを実感してしまい、少し寂しさを感じました。皆私が話かけても下手くそな英語を理解しようと聞いてくれたり、積極的に会話しようとしてくれて真摯に優しく対応してくれて非常に感謝しています。彼らのおかげで楽しい留学生活を送れたと思います。