イタリア点描
2010年3月10日
 
道路事情と交通マナー
 ホテルのある旧市街の道路は、街自体が中世の作りですので石畳にはなっていますが、狭くて坂も多く両側に路駐してる道路も多いです。Guerra先生と話していたのですが、こんなヨーロッパの道はアメリカ車は大きすぎて絶対無理だと。実際走っている車は小さいです。トヨタや日産も時々見かけます。道は曲がりくねっていて、ほとんど一方通行です。ですので目的地に行くのに大回りしなければならないことも多いそうです。
 大きめの道路でもあまり信号がありませんね。車の合流の時などは厚かましく割り込まないとなかなか合流できないという感じです。無理に入ろうとしたりするので、Guerra先生の車に乗っていてもひやひやします。(他の車が厚かましい時もありますが、Guerra先生も結構・・・・です)
 歩行者もほとんど守りませんね。信号が赤でも車がこなくなると皆わたり始めます。また信号のないところも平気で渡ります。(これはニューヨークと同じですので私にはなじみ深い習慣です!)

イタリア人と学生について
 イタリア人は基本的に背が高くないですね。日本人と同じくらいでしょうね。女子も大体日本人と同じくらいで結構皆低いです。ドイツの女性は大きい人も結構いましたがね。
 学食で食事をしていると、おばちゃんが食器を倒してがらがらがらと大きな音をたてました。食堂にいた学生から一気に拍手喝さいが巻き起こりました!まあ遊んでるとはいえ、人の不幸に拍手というのは日本ではないですね・・子供っぽいというか・・・・ある時は、パンは大体袋に入っているのですが、誰かが袋をたたいて割ったのか大きな音が出ました。それをまねて、他のテーブル、また他のテーブルからと音が連鎖反応のように鳴らしてました。途中で拍手が起きたりと・・まあメンサにいるもので変な一体感ができますが、何とも不思議な連帯感ですね・・

コーヒーについて
 イタリア人は本当にエスプレッソが好きですね。朝自販機の前に学生が列を作ってます。一緒にメンサに行く教員4,5人も、食後は必ずバールに寄りますし、バールが混んでいるときは、じゃ研究室に戻って飲もうということになり、廊下にエスプレッソを作るマシンが所々においてあって、部屋から豆を持ってきて一人ずつ入れて飲んだりしてます。助手のクリストフはフランス人ですが、フランスでもエスプレッソを飲みますがイタリアの方が1杯のコーヒーに量が滅茶苦茶少ないと言ってました。私は正直エスプレッソは濃すぎて何か体に悪そうな感じもしてあまり好きではなかったのですが、こちらに来て毎日のように飲んでるとだんだん好きになってきました。ただしこちらの皆さんが飲んでるように砂糖をたっぷり入れるのがおいしいです!

バスについて
 基本的にはGuerra先生の車で朝晩市内と大学を往復しているのですが、先生が会議だとか出張のときはバスを利用します。1.1ユーロですごく安いです。普通のバスだったり、時々2両連結タイプのバスも走ってます。バスのチケットは乗る前に買っておかなければ罰金をとられるそうです。大学はバス乗り場にチケット販売所があるのですが、市内ではタバキ(タバコ屋のことでkioskみたいな感じでしょうか)で買わなければいけません。バスに乗った時に機械に通して刻印しなければなりません。その機械が入口にあるのではなく、少し中にあるんですよね、これが。時間帯によってはバスは満員になります。そんな時は入口付近から中に入れませんので、刻印できません!というわけで降りる時も押し出されますので料金を払わず終いのことが一度ありました。(すみませんでした)しかし刻印機は入口においてほしいと思います・・・

ランドリーについて
 ホテルなので洗濯が困ります。(フライブルグでもそうでしたが・・)ホテルの人に聞いてもランドリーはあまりないみたいですね。アメリカスタイルのランドリーがあるからと1か所だけ教えてもらいましたので、そこに行ってました。歩いて10分ぐらいのところです。ドイツでは使い方がわからなくて四苦八苦したので、気が重かったのですが、店は結構大きくて、何か作業をしている女性がいたので使い方がわからないと言うと親切に教えてくれました。洗剤1ユーロで洗濯3.5ユーロ、乾燥3.5ユーロでした。ドイツと違ったのはそのお姉さんが常駐の人みたいで全部やってくれました。1回目はよくわからなかったのでずっと待ってて洗濯から乾燥器への移し替えは自分でしましたが(ドイツでは無人でしたので、全部自分でしなければなりませんでした)、2回目からは最初にお金を渡すと常駐の人が乾燥までして袋に入れておいてくれました。これは助かりますね!40分ぐらいで一度移し替えるという作業を自分でしなくていいので1時間30分ほど自由になる時間ができます。ホテルに帰るか食事に行ったりできますので。


実験室

バスを降りて。