アマルフィとラヴェッロに行きました。
2010年3月7日
 

 Guerra先生がアマルフィに連れて行ってくれるということで、先生の奥さんとともに車で行っていただけました。アマルフィは有名ならしいですが、私はこちらに来るまであまり知りませんでした。アマルフィ海岸は世界遺産にも指定されていて、十何世紀かに存在したアマルフィ共和国の首都だったらしいです。今では人口数千の田舎町といった感じです。
 サレルノをでるとすぐに山が海に迫ったところにある曲がりくねった道になります。山は岩山が多いですし、ほとんど平地がなくて崖が海に落ちてるといった感じです。サレルノからすぐのところにセラミック有名(らしいです)なVietri sul Mareという町があります。セラミック(陶磁器)を扱う店がたくさん集まってました。サレルノのお土産に何がいいかGuerra先生に聞くとセラミックがいいのではないかというほど名物なようです。
 次に漁村に寄ってくれました。ここもちょっとした観光地みたいになっているそうです。船で獲れたばかりの魚をたくさんの人が見ていました。バケツの水が黒かったのでタコも獲れていたのではないでしょうか。天気も良くサレルノも見えて気持ちのいいところです。


漁村からサレルノの方向

車からラヴェッロの方向
 
 ほとんど平坦地がないのですが、アマルフィまでに2か所だけあまり大きくありませんが平坦で海水浴場にもなっているところがありました。名前が直接的でMaiori(マイオーリ、メジャーという意味らしいです)とMinori(ミノーリ、マイナーという意味です)です。夏には海水浴客でごった返すらしいです。その先にアマルフィがあります。見た感じあまり大きくない田舎町という感じですが、車を降りてドゥオーモを見るとビックリです。立派なドゥオーモがあります。中に入ってもっとびっくりです。ちょうど日曜の朝でミサをしていてたくさんの人が集まって歌とか歌ってましたが、とにかく田舎町にしては大きくいですね。横の博物館ともう一つの教会もなかなかです。豪華な装飾品などが展示されていて、かつては繁栄していたことを示しています。こんな辺鄙なアマルフィが栄えたのはゲルマン民族が攻めてきても陸から攻撃されにくくするということだそうです。

アマルフィのドゥオモ。田舎町にしてはすごいです!

日曜の朝でミサをしてました。

地下の方。

天井画。これもなかなかです!
 
 最後はアマルフィから少し戻って、山の上にあるラヴェッロです。急な坂道を登っていくと頂上付近に小さな町(村?)があります。ここはクラシック音楽で有名でワーグナーがここで数年滞在してパルジファルを作曲したらしいです。特に山から見る海を背景にオーケストラが演奏するのを聴衆が見るのは最高らしいです。今でも多くの有名な音楽家が来て演奏しているようです。

 アマルフィはサレルノからあまり遠くないので半日の旅程でしたが、バスでまわるよりずっと楽でした。ありがとうございました。


セラミックを売っているみやげ物屋。

景色がいいです!