スペイン国境のCerbereとパリ行寝台列車 2009年9月11日 |
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金曜日の夜にフライブルグに着いても週末をドイツで過ごすだけですので、遠回りして帰ることにしました。タルブを8時59分発トゥールーズ行きに乗ろうとしましたが、駅に行くと表示にbusというがありました。時刻表にも掲載されている電車がなぜ?という感じですが、駅にいるフランス人に聞いても英語がわからないと言うばかりで説明してくれません。理由はよくわかりませんが、バス2台での代替輸送のようです。(2時間後のトゥールーズ行きは通常の電車ですので、事故とかではないようです)まあよくわかりませんが、70-80人ぐらいはバスに乗ろうとたむろしていましたので、私も加わりました。バスに乗る時も降りる時もチケットのチェックなしです。乗客を信頼してるのかルーズなのかよくわかりません。電車ですと10時30分ごろつく予定が11時頃になりました。バスでの高速道路の移動は単調であまり面白みがないですね。トゥールーズは結構大きな市ですね。ただ地図も何も持ってきていなかったので駅周辺を少し歩いただけです。 | |
![]() トゥールーズ駅 |
![]() 駅前 |
14:51発のコレイユ(特急みたいなものでしょうか?)ノルボンヌに行きました。電車は少し古めの客車特急で、この日は暑かったのですが、冷房がありません。車掌さんが回ってきて2段窓の上をあけるように金具で回して開けていきました。(何と原始的な!)ブドウ畑を見ながら1時間ほどでノルボンヌに着きました。このまま行くとマルセイユですが、ここから南下してスペイン国境に向かいます。という、予定でしたのですが、ノルボンヌの駅は田舎のはずですが、やたらと人がいます。まあ気にせずに駅前のカフェでゆっくりして戻って電光掲示板をみると、電車が動いてないではないですか!理由はわかりませんが、私がつく少し前からストップし始めたみたいです。(のんびりコーヒーなど飲んでる場合ではありませんでした!)駅の案内は全てフランス語ですので、全く事情がわかりません。予定していた電車は来ませんので(どうもマルセイユの方で何かあったようですね)次の電車(これも遅れていたのですが)で7時頃ようやく乗ることができました。これから先は左に地中海でスペインが近付くと右にピレネーが見えてきました。 | |
![]() ノルボンヌでたくさんの乗客が待ってます。 |
![]() 一応地中海 |
本当は7時ごろにフランス最後の駅のCerbereという駅について(次の駅はスペインです)ゆっくりしようかと思っていたのですが、結局ついたのは夜8時30分ごろでした。駅はフランスので電車の車両基地みたいになっていて、駅を降りても全く何もない!仕方ないのでさびれた駅のサンドイッチカウンターで軽く食事を済まさざるを得ませんでした。このあと21:21発のパリ(オステルリッツ)行きの寝台列車に乗りました。以前から一度ヨーロッパの寝台に乗ってみたいと思っていたのですが、実現しました。ユーレイルパスでは1等寝台も乗れるのですが、今回はクシェットという2等寝台に乗りました。寝台は3段で両側にあり、それが1つの個室になっています。日本の寝台列車のベットより幅が広く感じましたね。布団はなくて寝袋みたいな薄いものがあっただけです。最も違うのがカーテンがないことですかね。隣が丸見えですね。始発ですのであまり人は乗ってませんでしたが、途中からうまって5人がベットを使ってました。日本みたいに連結部分で遊びがないので、発車の時の振動がないので快適でしたね。日本の寝台は揺れて寝にくいのですが、結構寝ることができました。 | |
![]() 駅前は何もないスペイン国境のCerbere駅 |
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![]() 寝台の通路 |
![]() 三段ベッド |