フライブルグ大学初日
2009年8月6日 
 
  昨日インド人研究員に教えてもらった通り、地図を見ながら歩いて大学に来ました。大体20分ぐらいと言っていたのですが、初めてでゆっくり歩いたので、30分ぐらいかかってしまいました。前回はニューヨークという大都会でしたが、今回は人口20万程度のドイツの地方都市で、大学生が7人に1人という大学の街です。歩いていても、あまりにのどかですね・・・物理学科の建物は少し古い目のもので、3階(こちらでは、2階を1stフロアと言いますので、日本風に言うと4階です。)こちらの技官みたいな人にパソコンをセットしてもらって、さっそくスカイプで日本の研究室とコンタクトすることができました。画像や音声など問題ないですね。贅沢言えばきりがないのですが、まあ十分でしょう。昼はメンザと呼ばれる学食に連れて行ってもらいました。専用のカードがいるので、作ってもらって(デポジットが7ユーロで、後で返したら返金されるという仕組みです。)とりあえず20ユーロ入れておきました。ドイツの学食ですので、でっかいソーセージを食べることができました。食べた後は、ポスドクのアレクサンダーともう1人(名前がまだわかりません)の研究テーマを聞きました。自分で出したデータに自信があるのでしょう、一生懸命説明してくれました。実験はAFMと光学顕微鏡がメインでしたが、実験のアイディアが面白かったですね。(応用研究より、ちょっとしたことを深めるという研究スタイルが私には合うような感じです・・)実験室とかを見せてもらうと少し実験してみたくなったので、sPSの実験でもして帰ろうかと思っています。
 それと皆さん親切ですね。夏休み期間でゆっくりしてるからでしょうかね。あとはニューヨークで話される英語は速くて理解できないことが多かったのですが(その時の私の英語のレベルによるかもしれませんが)こちらではゆっくりですし、ドイツ人にとっても英語は第2外国語で必ずしもうまくありませんね。英語が世界語といっても、それは学会などでのことで、普通のヨーロッパ人といえどもうまくありません。英語が苦手ならヨーロッパに先に来た方がいいかもしれませんね。日本人も英語は下手ですが、もっと開き直って使える英語を覚えるべきでしょうね。
   
   
  外国では食事が一番困るのですが、大学近くのレストランを紹介してもらっていきました。この手のレストランは1人では入りにくいのですが、最近はだんだん慣れつつあります。Aguilaという店で魚料理とビール(何故かビールを頼まなければいけないような雰囲気でしたので!)で10ドルでした。まずまずですかね。